無人コンビニ「Amazon Go」。日本進出はいつ?

――リアルではアメリカで無人コンビニの「Amazon Go」を始めたそうですね。日本にはいつ上陸しますか。

【チャン】いまのところ「Amazon Go」はシアトルに1つのショップがあるだけ。しかもそこは社員を対象にして実験的に行っている店舗です。拡大するとしても、実験を通してもっとたくさんのことを学んでから。日本で展開する計画はまだ何もありません。

AIスピーカーの「Amazon Echo」。日本での勝算は?

――アメリカではすでに売り出されていた「Amazon Echo」が、日本でも2017年11月から招待制で販売開始されました。これは何ですか?

アマゾンジャパン合同会社 社長 ジャスパー・チャン氏

【チャン】Alexa(アレクサ)という女性の名前がついたクラウドの音声サービスに対応したスマートスピーカーです。お客様がAlexaに何か質問をすると答えてくれます。今朝、私は「Alexa、今日の天気はどうなるの」と聞きました。すると、最高気温が13度で、最低気温が5度ですと答えてくれた。それで今日何を着ていけばいいか決められたわけです。

――天気を教えてくれるだけ?

【チャン】日本のAlexaには265のスキルがあります。いま人気が高いのはニュースやミュージック。JR東日本や資生堂などほかのデベロッパーも開発にかかわっていて、たとえばAlexaに「XからYまで電車で行くにはどうしたらいいのか」と聞いたら、適切なルートを教えてくれたりもします。

――グーグルもAIスピーカーを出していますね。グーグルと比べてAmazon Echoはどこが優れているのですか。

【チャン】私たちは競合の動向にあまりフォーカスしていません。ただ、胸を張っていえるのは、日本のお客様のために長い期間をかけて1からAlexaを開発してきたということ。また、先ほど説明したようにすでに多くのデベロッパーが、Alexaのスキルキットを使ってスキルの開発をしてくれている点も強みだと考えています。

――アマゾンウェブサービス(AWS)が売り上げの柱として成長していると聞きました。どんなサービスですか。

【チャン】AWSはクラウドコンピューティングと呼ばれる、ITのインフラサービスをインターネット経由で提供するサービス。アメリカで06年に始まり、日本でも7年前から展開しています。ストレージやデータベース、IoTといった100以上のサービスを個人のお客様から法人顧客、政府、教育機関、および非営利組織まで幅広いお客様にオンデマンドで提供しています。

Amazon Echo
音声だけでリモート操作できるスマートスピーカー。クラウド上の音声サービス「Alexa」に接続し、音楽の再生、天気やニュースの読み上げ、アラームのセットなど、日本語版は265のスキルを持つ。


Amazon Go
アマゾンがシアトルの本社に併設した、レジのないコンビニ。客は専用アプリをダウンロードして、入店時にスマホをかざす。レジで精算することなく、そのまま商品を持って店外に出ると自動的に決済ができる。