パンダより魅力的?「成都に美人が多い5つの理由」

というわけで、本当に今も美人の宝庫かどうかを探るべく、成田から直行便で6時間半、成都へ飛んだ。

女は女に厳しい。女のファッション、メイク、バッグ、靴、アクセサリー、人柄……に対しては基本的に辛口である。私もそうだ。だが、これはもう認めざるをえない。

成都ですれ違う女性はかなりの確率でおしゃれで、美人だ。13年前よりも美人人口が増えた気がする。ファッションも洗練されていて、さっそうと歩く後ろ姿も決まっている。同性なのにへんな話だが、美人がたくさん歩く道をともに歩くというのがとても楽しく感じる。

つてをたどり、成都在住の4人の未婚女子にインタビューすることができた。3カ月に一度、アジアの都市を巡り女子たちにインタビューを重ねている筆者だが、今回の成都女子のレベルの高さには心底驚かされた。取材を重ねて、分かった「成都に美人が多い5つの理由」は次の通りだ。

▼肌が色白できめが細かい理由

●成都に美人が多い理由1
独特の気候・湿度が「色白美肌」をつくる

張さん 28歳(山本貴代=撮影)

成都は暑すぎる、寒すぎるということがない過ごしやすい気候の都市だ。また、1年のうち200日は曇り空で日照時間が少ない。東京の年間日照時間は2050時間だが、成都はその約半分の1073時間だ。青空が少ないのはあまり歓迎できない気がするが、シミ・しわの大敵である、紫外線に肌をさらす時間が短いということになる。

曇っていて、湿度が比較的高いため、女性の肌はしっとりしやすい。ただ、曇りがちだとはいって降水量が多いわけではない(2017年の東京の年間降水量1430mmに対して、成都は870mmだ)。よって、快適な暮らしができるのだ。

赤い口紅が印象的な張さん(28歳)は「肌がカサつくことはないし、色も白い人が多い」と話してくれた。確かに、会った女子たちはみな肌のキメが細かかった。