大きな仕事や課題ほど、リスクを恐れて躊躇したり、面倒になったりするものです。しかし、どうせやらなければならないなら、今すぐに始めたほうがいいのです。なかなか手をつけられないときは、小さな作業から始めてみるのもいいでしょう。簡単にできる作業をしていると、自然と勢いがついて、集中力も増していくものです。

まずは最初の一歩を踏み出す意識をもつことが大切だと思います。それは小さな一歩でもかまわないのです。

僕は「楽しむ」ことに関しては自信があります。これは僕の持論ですが、「楽しむ」ことも一種のスキルだと思います。何でも楽しめる人もいれば、何をやっても不満を感じる人もいる。人生に遅いということはありません。今から「人生を楽しむ」練習をしておくのはいかがでしょうか。

遠藤保仁(えんどう・やすひと)
1980年1月28日、鹿児島県生まれ。鹿児島実業高校卒業後の1998年に横浜フリューゲルスに入団。京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)を経て、2001年にガンバ大阪に加入。数々のタイトル獲得に大きく貢献し、2003年から10年連続でJリーグベストイレブンに選出され、現在もガンバ大阪の中心選手として活躍中。また、U-20日本代表をはじめとし、各年代の日本代表に選出され2002年11月に日本代表国際Aマッチデビュー。その後は、日本代表の中心選手として活躍し3度のワールドカップメンバーに選ばれる。「日本代表国際Aマッチ出場数最多記録保持者」「東アジア最多出場記録」「2009年アジア年間最優秀選手」「2014年JリーグMVP」など数多くの記録を持つ。178cm、AB型。
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