お店では、軽く蒸した逸品が食べられる

六本木の交差点から徒歩3分。喧騒が途切れたあたりに店は静かに佇む。店内には小さな卓があり、喫食も可能。創業は安政3年という老舗だ。

五彩饅頭の魅力は、見栄えだけにとどまらない。指が吸いつくようなキメの細かい皮は、しっとり、もっちりとした口当たり。さらっとしたあんときれいに交じり合って、上質な甘みを堪能できる。

また、六本木の交差点から徒歩3分と繁華街の中にある店にいくと、店内のテーブルで食べることもできる。その際、ほんのりと温めなおした饅頭が供されるのがなんともうれしい。そのままでも十分おいしいが、「軽く蒸して、ほんのり温まると食感がよくなり、香りも引き立ちます」と青野さんがおすすめの食べ方を教えてくれた。

ぜひ、差し上げる相手にも、一言添えるといいだろう。

▼店データ
「麻布 青野総本舗」
東京都港区六本木3-15-21
電話 03-3404-0020
【商品】五彩饅頭
【価格】630円(税込)
【販売】一つから/まとまった数の場合は要予約
【営業】9時30分~19時、土曜・祝日は~18時 日曜定休
(撮影=岡山寛司)