▼メリット3 勝ち負けがあり、年齢差のある大人とでも対等に戦える

将棋は勝敗をはっきりさせるゲームです。一方が勝てば、一方は必ず自分の口で「負けました」と相手に伝えなくてはなりません。さらに、私と藤井四段が62歳と6カ月差の対局となり、大きな話題になったように、相手と何歳の差があっても真剣に競い合える素晴らしいゲームです。

大人とも真剣に将棋を指して、勝てば大きな自信になりますし、真剣勝負で負けて悔しい思いを経験することも、子どもにとって「次こそは!」の成長へとつながるでしょう。

加藤 一二三先生

▼メリット4 筋道を立てて考える、論理的な思考力が身に付く

将棋は理詰めの世界。相手の次の手を予想しながらも、「次はこうして、こう来れば、こう指す」と筋道を立てて考えるトレーニングをすることで、論理的な思考力を身に付けることができます。特に対局の後に、相手と一緒に終わったばかりの対局の内容を振り返る「感想戦」で、いろいろな手の可能性を検討することで、どんどん先の局面を読む力が身に付いていきます。

▼メリット5 整理整頓、道具を大切にするようになる

将棋の駒は全部で40枚あり、将棋が終わった後に雑に駒袋に入れると、しまい忘れでよく駒を失くしてしまいます(特に、全部で18枚ある「歩」という駒を失くしやすいものです)。だから必ず駒の枚数を数えてから、駒袋にしまう習慣を身に付ける必要があります。

このように、きちんと道具を大切に扱う習慣から、整理整頓して片付ける習慣が自然と身につくようになるはずです。

▼メリット6 将棋のイベントや道場に参加することで、仲間ができ世界が広がる

最近は、プロ棋士同士の対局を観戦したり、棋士と交流会をしたりといった、将棋関連のイベントも増えてきました。また街の将棋道場に行けば、「手合いをつける」といって、同じような棋力の対戦相手と将棋を楽しむことができます。

こうしたイベントや道場に参加することで、学校以外にさまざまな年代の将棋仲間ができたり、世界が広がったりしていくでしょう。

▼メリット7 才能が開花するかもしれない

14歳でプロ棋士になった、藤井四段のように、あなたのお子さんの中にも将棋の才能が眠っているかもしれません。またたとえプロにならなくても、子ども時代に将棋に打ち込んだ経験は、それ以降の人生にも役立つものになるでしょう。

このように、私が思いつくだけでも、将棋から得られるメリットは7つあります。きっとほかにも、お子さんごとに将棋から学んでくれるものがたくさんあるはずです。