ビジネスマンの冬の鎧として、コートには機能性と同時にステイタスも疎かにはできない。化繊のコートは機能面では確かに申し分ないが、グローバルのドレスコードではウールなど天然素材を格上とみるのが常識だ。政治家や一流の経済人が公の場で化繊を着ることはないように、ビジネスエグゼクティブならば、天然素材のコートを選ぶべきだ。
伊ロロ・ピアーナ社のウール製「ストームシステム」を採用した、マッキントッシュ ロンドンのコートコレクション。右から「シングルチェスターフィールドコート」15万6000円、「ダンケルド ショート」13万6000円、「ダブルブレストベルテッドコート」18万6000円、「バンカーズコート」16万6000円。

英国でレインコートの代名詞でもあるマッキントッシュの名を一躍有名にした「マッキントッシュクロス」は、2枚の綿布の間に天然ゴムを挟み込んだ世界初の防水布。雨風を通さない高機能性を買われ、乗馬用のコートから英国陸軍の制服にまで用いられてきた機能性素材である。

今回紹介するコレクションは、高機能でありながら、伝統のマッキントッシュクロスとはまた違った風合いを楽しめる高級服地。イタリアはロロ・ピアーナ社の「ストームシステム」を採用したものだ。綿布ではなく毛織物を、天然ゴムの替わりに特殊フィルムを用いた機能性素材で、フィルムには微小な孔があり透湿性も確保されている。マッキントッシュクロスのコートはハリとコシが強く直線的なシルエットが魅力だが、ストームシステムを採用したコートは優雅でやわらかなラインを描く。

高級ウールの選び方は、ブランドの信頼性に頼るのが間違いない。イタリアのロロ・ピアーナ社は、世界的に名の知れた高級素材メーカー。トータルラグジュアリーブランドとして自社でもコレクションを展開しているが、主力は服地の製造販売だ。ウール、カシミヤ、ビキューナなど高級毛織物を得意としているが機能性素材「ストームシステム」は、見た目はしっとりと上質なタッチの天然ウール素材で、雨水を弾き、衣服内の蒸れを防ぐ透湿性を備え、寒風を遮断する。多くの有名ブランドに提供され、なかでもマッキントッシュ ロンドンで展開されるコートのコレクションには、ビジネスやフォーマルなシーンに相応しいモデルがそろっているのがうれしい。

コレクションには、英国民なら誰もが知るステンカラーコートの「ダンケルド ショート」や、英国の正統派ビジネスコート「バンカーズコート」などをラインナップ。従来はマッキントッシュクロスで仕立てられていたコートをイタリアの高級素材に乗せ換えたことで、ビジネスシーンのみならず、ドレス&フォーマルにも相応しい柔らかさと風格を備えることになった。いずれもスーツの上から着ることができるサイジングに仕立てられている。ウールのコートは分厚くて重たいという固定概念を覆すとともに、品格と機能面を同時に満たすコートとして、ビジネスエグゼクティブのクロゼットに加えるべき一着となっている。

「バンカーズコート」16万6000円、スーツ15万円、シャツ2万3000円、ネクタイ2万円、靴8万円。
マッキントッシュ ロンドン
マッキントッシュ ロンドン/SANYO SHOKAI(カスタマーサポート)
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