ホテルチェーンを6つのランクに分けてみる

1:スーパー・ラグジュアリー

フォーシーズンズ、ザ・リッツ・カールトン(マリオット系)、パーク・ハイアットなど。ペニンシュラやマンダリン・オリエンタルもこれに属する。200弱~300室程度の比較的小規模なホテルが多いのが特徴。パリのオテル・リッツ・パリ、ロンドンのザ・サヴォイといった豪華なホテルは、さらにこの上に位置するだろう。

2:ラグジュアリー

グランド・ハイアット、ウェスティン、コンラッド(ヒルトン系)、インター・コンチネンタル(ホリデイ・イン系)など。1のカテゴリーよりは、客室数が多く、規模の大きなホテルが多い。日本の旧御三家(帝国ホテル東京、オークラ、ニューオータニ)や、W(スターウッド系)やアンダーズ(ハイアット系)などのデザイン重視・ライフスタイル型ホテルもここに入れてよさそうだ。

3:デラックス

ヒルトン、シェラトン、マリオット、クラウン・プラザ(ホリデイ・イン系)、ハイアット・リージェンシー、ソフィテル(アコー系)など。2よりもさらに大型で、1000室を超える大規模なホテルも見られる。ビジネスには使いやすいタイプのホテルが多い。

4:ミドル

ホリデイ・イン、コートヤード・バイ・マリオット、ダブルツリー(ヒルトン系)、ノボテル(アコー系)など。コートヤード、ダブルツリー、ノボテルは場所によって3のカテゴリーに入れてもいいようなホテルもあると思う。

5:エコノミー

コンフォート・イン、デイズ・イン、ベスト・ウェスタン、メルキュール(アコー系)など。また、日本の少し高級なビジネスホテルは、おおむねこのカテゴリーに入るように思う。メルキュールの一部は、3のカテゴリーに入れてもいいようなところもある。

6:バジェット

モーテル6、スリープ・インなど。日本の安価なビジネスホテルはこれに入る。

以上、ホテルチェーンを6ランクに分けてみた。イメージや表現についても、筆者の印象に基づくものなので、そこはご了承いただきたい。こうして分けてみると、同じランクでもブランドによって個性が出ているのが面白いところだ。たとえばヒルトンであれば、いかにも正統的な感じがするし、ハイアットには都会的で洗練されたイメージがあると、僕は思う。