サイパン
――何もしない島時間でのんびり

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ハワイ大好き、海が好きでマリンスポーツが好き、でもハワイで暮らすには資金が足りないという人向け。ニューカレドニアと同様に物価が安いとはいえず、月最低でも15万円ほどの生活費が必要だが、「働かないのが当たり前、暑いときはお昼寝」という、絵に描いたような南国の暮らしは魅力だ。「逆にいうと、のんびりできるけれども、のんびりする以外何もすることがない。マリンスポーツなど何か生きがいを現地で見つけないと、長く暮らすのは厳しいかも」。
●居住条件
リタイアメントビザは、55歳以上で10万ドル以上の現地投資(コンドミニアムの購入、土地のリースや家屋建築など)を行う人が対象。


ギリシャ(アテネ)
――低予算でヨーロッパの文化を味わえる

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一般的に「お金持ち向け」なヨーロッパ諸国のなかでも、少ないお金でビザが取得でき、月20万円程度でリッチに暮らせる。ギリシャに拠点を置きながらヨーロッパ中を旅するというライフスタイルは憧れのまと。
●居住条件
居住権付きの投資ビザが、25万ユーロ(約3300万円)以上の不動産購入者に発行される。複数の不動産でもよく、合算で25万ユーロ以上あれば対象になる。高額な出費のようだが、同じヨーロッパでもマルタは政府系開発ファンドに65万ユーロ以上を投資、あわせて35万ユーロ以上の不動産購入または1万6000ユーロ以上の月額家賃、15万ユーロ以上の国債購入が条件。ギリシャは安い部類なのだ。


ニューカレドニア
――おしゃれな街で自然と都会を満喫できる

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「天国に1番近い島」ニューカレドニアは大自然と都会の両方楽しみたい人向け。エメラルドグリーンに輝くオセアニアの海に、洗練されたリゾート地の高級感、そして南太平洋のローカルな文化が揃う。ただし物価は高めで、日本の倍はする。「節約しても月の生活費は20万円超かかる」と安田氏。30万~40万円はないと、ニューカレドニアを満喫できないかもしれない。フランス海外領であるため、公用語はフランス語。観光客もフランス人中心。外国人観光客の約8割が日本人で、残りがオーストラリア人など。
●居住条件
フランスのリタイアメントビザを取得する。年金や金利などで生活できる不労収入が条件で、金額に規定なし。

ジャーナリスト 安田 修
2000年にサイト「海外移住情報」を開設。著書に『日本を脱出する本』(ダイヤモンド社)、『日本脱出マニュアル』(羊土社)、『アジアで起業!読本』(情報センター出版局)など。
 
(写真=AFLO、Getty Images、PIXTA)
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