実物の資産が残る長期的な資産運用策として、一般のビジネスパーソンにも関心が広まっている賃貸マンション経営。ただ、競争の激しい賃貸市場で収益を確保するには、押さえておくべきポイントがある。取り扱い物件の入居率98%以上を誇る東京日商エステムの澤敏光社長に聞いた。
澤 敏光(さわ・としみつ)
株式会社東京日商エステム
代表取締役社長

賃貸マンション経営において、入居者に選ばれ、利益を上げていくには何に留意すべきか。

「“継続的に収益を上げる”という視点で見たとき鍵になるのは、“今後何十年にもわたって頼りにできるパートナーがいるか”ということです」

そう語る東京日商エステムの澤敏光社長。同社は1991年の創業以来、東京、大阪、名古屋など全国の主要都市で1万9000戸以上の住宅を販売してきた日商エステムグループの一員。物件の企画・開発から賃貸管理、物件のメンテナンス、売却までを一貫して手がけている。

「マンション経営で失敗しないためには、会社選びが非常に重要です。将来への備えとして投資を行い、物件を10年、20年と保有する中で、入居者は入れ替わり、修繕やリニューアルも必ず必要になる。そうしたとき、入居者募集や建物管理、メンテナンスなどのノウハウ、知識を持ち、親身に相談に乗ってくれるパートナーがいるかいないかで、結果が変わってくるのです」

確かに数十年にわたって収益物件を運用していくにあたり、プロの力が必要となる場面は多いだろう。もし、“物件を売って終わり”の事業者を選んでしまえば、オーナーの手間や負担が増えるばかりでなく、収益減にもつながってしまう。

「物件の企画・開発、物件の販売、入居者の募集や対応といった賃貸管理、日々の清掃や長期的修繕といったマンション管理、そして売却などの仲介業務。マンション経営の入口から出口までを責任をもって手がけ、マンション経営の全体像を理解した上で、オーナーの方と長期的な関係を築いていこうとする企業であるか。このあたりが、やはり見極めの基準になるでしょう」

東京日商エステムを含む、日商エステムグループのイメージキャラクターを女優の相武紗季さんが務めている。

そして、具体的なチェックポイントとして澤氏が挙げたのが以下の5点だ。

・管理などの業務を“他社任せ”にしていないか?
・投資できるエリアや物件が限られていないか?
・価格や利回りと物件品質のバランスは取れているか?
・変化する市場に対応してきた実績があるか?
・有用な資格や知識を持った人材が揃っているか?

確かに、賃貸管理が不十分なら入居者も付きにくく、物件管理が行き届いていなければ建物の劣化は早まるだろう。また、利回りを高く見せるために無理な賃料設定を行えば、初めは良くても後で苦しくなる……。

では、マンション経営のプロが考える「信頼できるパートナー選びの極意」とは。 長く業界を見てきた澤氏に、さらに詳しく聞いた──。

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パートナー事業者選び5つのKey Point

マンション経営のスタートは、パートナーとなる事業者選びから! それを成功させるために、まず知っておきたいポイントをまとめています。