安倍政権の実績が「まし」なら続投、「全然ダメ」なら政権交代

(略)

まとめれば、まずは安倍政権の実績をしっかりと評価する。報道で騒がれたことだけでなく、むしろ騒がれていない着実な実績をしっかりと見る。これまでの政治や他党と見比べて、まあそれでいいか、というなら政権与党に。全くダメなら野党に。

政治に100%完璧を求めてはいけない。まあいいかどうかくらいの基準で評価するのが賢明だ。そこそこいいのに、100%完璧じゃないからといって現政権を否定し、野党に政権を委ねたらもっと悪くなったというのでは洒落にもならない。

仮に現政権が全くダメだとして野党を選ぶにしても、安倍政権と「違う」希望・維新か、「全然」違う共産・立憲民主か程度の判断で必要にして十分。

自称インテリが公約をやっきになって検討しているのは、論理的な判断思考過程のメカニズムの理解が足りないから。これは司法研修所の要件事実論というもので学んだんだけどかなり高度な理論なので詳細は割愛します。

要するに「公約の中身を一々検証しても、それが政党選択には繋がらないでしょ。だったらそんなことを検証しても無駄」という話。公約は実現されるか不明で、さらに公約の中身を一つ一つ検証しても賛成、反対が混在するんだから。

政党選択に必要な要素は何かを論理的に考えていくと、それは安倍政権の実績の評価であり、よりましな基準であり、野党を選ぶにしても公約の中身というよりも政党の色であり、それは現政権との違いの程度だよね、ということを見つける思考力が要件事実論。

裁判の世界では判決(判断)を下すのにどんな事実を主張、立証しなければならないのか、これを見つける能力が勝敗を左右するんだよね。この能力のない弁護士は、勝訴につながらないとんちかんな主張・立証ばかりして勝てないんだよ。今回は、政党選択するにはどんな要素を判断しなければならないのか、を要件事実論を応用して論理的に詰めて考えました。こんなことをやっている政治評論家、政治学者は見たことないでしょ?(ここまで約3500字、メルマガ本文の文字数は約1万8500字)

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.75(10月10日配信)を一部抜粋し簡略にまとめ直したものです。もっと読みたい方はメールマガジンで。今号は総選挙特集《【2017年総選挙(3)増大号!】大事なのは安倍政権の実績評価!今回の選挙は公約なんかで選ぶな=前編》です!!