「顔表情イメージ」セラピーでうつ改善

以下のワークは目を閉じて行います。紙と筆記用具をご用意ください。

(基礎理論・宗像恒次、作成・山本潤一)

(1)あなたは今、野外温泉に入っているとします。あなたが好きな時間帯の温泉です。朝日を浴び、または日中の太陽を浴び、または夕方の太陽を浴び、または夜の月や星の光を浴びて入っています。心地よい風が吹き、あなたが好きな香りが漂っています。体中がほぐれています。どんな気持ちがしますか?
凡例・「気持ちいいなあ」「ほぐれるなあ」「ほっとするなあ」「あったまるなあ」など。

(2)あなたが心地よい気分に浸っているとき、温泉の中の誰かがふっとあなたを見ました。その人はどんな表情であなたを見ていると感じますか?
凡例・「穏やかな顔」「ほほ笑んだ顔」「笑顔」「親しみを込めた顔」など。

(3)その顔表情イメージを紙に描いてみましょう。大ざっぱで構いません。
1)顔の輪郭は? 丸顔、卵型、細面、ホームベース型、など。
2)目の形は?  弧を描いている、たれ目、大きな目、小さい目、など。
3)口の形は?  大きい、小さい、口角が上がっている、口が開いている、など。

(4)(3)で描いた顔表情を見ているとどんな気持ちがしますか?
凡例・「安心する」「穏やかになる」「うれしくなる」「落ち着く」「元気が出る」など。

(4)がうまくいくと、扁桃体が少し鎮静化したことを意味します。あなたの心は少し穏やかになっています。扁桃体は「顔表情イメージ」に反応して、鎮静化するのです。もしうまくいっていない場合は、(1)からやりなおしてみてください。

山本潤一(やまもと・じゅんいち)
日本メンタル再生研究所所長、うつ・メンタル不調解決支援セラピスト
1958年、北海道生まれ。情動認知行動療法研究所客員研究員。20代から、大手ビジネスマン向け人材教育会社に勤務した後、独立。多くの企業に心理セラピストとして予防研修や集団メンタルトレーニング、個人メンタルトレーニングを提供。近著に『不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本』がある。
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