GS規格の高精度で600m防水のプロダイバーズ
「メカニカルハイビート36000 プロフェッショナルダイバーズ600m」。高精度、視認性、操作性、耐久性といったグランドセイコーの哲学に則った潜水時計。通常は200mのところ、セイコーでは300m防水以上で飽和潜水用とする高い自社基準を設けている。強化シリコン・ストラップが付属。●ケース、ブレスレットはチタン。ケース径46.9mm。自動巻き。600m防水(飽和潜水用)。102万円。世界限定500本。7月8日発売〈グランドセイコー専用ダイヤル〉

ダイバーズウォッチの先駆者として

セイコーがダイバーズウォッチをつくったのが1965年のことだ。もちろん日本初。翌66年からは南極観測隊の越冬隊員の装備品として寄贈した。今年ヒストリカルコレクションとして復刻したのが右の写真。当時はようやく深海に世界の目が向き始めたころで、150メートル防水の潜水時計は国内だけでなく世界的に見ても画期的だった。以後、JISやISOなどの規格決めにセイコーのダイバーズの実績が影響を与えていった。セイコーにとっては特殊ウォッチ開発の突破口になったのだ。

そして今年、グランドセイコーがもう1作、最新のダイバーズウォッチを発表した。600メートル防水の飽和潜水用プロフェッショナルダイバーズウォッチである。しかも振動数3万6000回/時のハイビートメカニカルを搭載して精度を追求している。通常、飽和潜水とは空気の代わりにヘリウムガスなどの混合気体で呼吸し200メートル以上の深度に潜る特殊潜水のこと。深海は宇宙以上に未知の領域で、人間が飽和潜水で到達したのはまだ実海面で534メートル。日本では2008年に450メートルという記録がある。このタフでモダンな時計と共に深海のアドベンチャーを夢見ることができれば……。

セイコー プロスペックスから「ダイバースキューバ ヒストリカルコレクション 国産ファーストダイバーズ 復刻デザイン」。●SS。ケース径39.9mm。自動巻き。シリコン・ストラップ。200m防水。35万円。世界限定2000本。7月8日発売〈セイコーウオッチ お客様相談室〉