▼家計簿アプリで、夫婦の財布をひとつに

結婚当初は、“夫婦別財布”だった花輪家。「例えば水道光熱費は気まぐれにどちらかが負担し、貯金もそれぞれで。ですが、これだと結局家にどれだけの資産があるかわからず、夫に頼って自分はムダ遣い……、なんてことも起こりがちでした」。

失業し、家計と向き合うことになってからは、この別財布制度も改めた。

「夫婦で共同の家計口座をつくり、お金を入れていく形式に変えました。個別の口座に置くのは基本的にお小遣いのみです」

家計口座は花輪さんが管理したが、毎月1回、俊行さんもチェック。口座のお金を使いすぎると俊行さんにバレることになるので、ムダ遣いを抑止する効果も狙った。

また、それまで家計簿をつけたことがなかった花輪さんは、パソコンで使える家計簿アプリで家計管理を開始。

「手書きでなくパソコンの家計簿を利用したのは、そのほうが夫に見せて情報共有しやすいから。それに、手書きよりも計算などがラクで続けやすかったからです」

スマホの普及により家計簿アプリが充実してからは、夫婦それぞれのお小遣い管理は別のアプリを併用するように。

「銀行口座やクレジットカード情報を登録しておけば、入出金が自動で反映されます。ほぼ入力の手間いらず。便利ですよ!」

<もう手放せない! 花輪家の愛用アプリ>

●Money Look(マネールック)
2009年の失業後、当時は少なかったPCでつけられる家計簿を探していて、出合った。
●Kakeibon(カケイボン)
2011年、ユーザーの評価が高かったので乗り換え。現在も引き続き愛用している。
●Zaim(ザイム)
2011年、お小遣い管理用に導入。支出を図表化して、ムダ遣いをチェックできる。
●Moneytree(マネーツリー)
2014年から、お小遣い管理用に使用開始。画面が見やすくストレスフリー。