1968年当時のスピードマスターを想起させるミニッツトラック
「スピードマスター レーシング マスター クロノメーター」。精度、性能、耐磁性などを検査する8項目をクリアしてマスター クロノメーターの認証を受けたモデル。この認証制度はオメガのチャレンジ精神の成果。●18Kセドナゴールド。ケース径44.25mm。自動巻き。アリゲーター・ストラップ。263万円。7月発売予定〈オメガお客様センター〉

一般的なMRIが作動する、空間の磁力が1万5000ガウス

機械式時計の最大の弱点、それは磁気である。不良の大半が磁気帯びによるという。耐衝撃性や防水性などの性能は時とともに改良されてきたが、耐磁性だけは画期的な進化がない。これまでも軟鉄インナーケースで磁気をシールドする方法などはあったが、電子デバイスが身の回りに増える一方の今日、もっと強力な耐磁性能が求められるようになった。

スイス連邦計量・認定局(METAS)と共同で制定した精度・品質の新検査制度「マスター クロノメーター」。写真はマスター クロノメーターウォッチの認定カード。ユーザーはウェブ上で検査項目ごとの詳細な結果を知ることができる。

オメガがスイス連邦計量・認定局(METAS)と共同で制定した機械式時計の精度・品質の新検査制度に、「マスター クロノメーター」制度がある。いくつもの検査基準の中で特に力を入れているのが耐磁性である。1万5000ガウスという強力な磁場下での精度テストをクリアしなければならないのだ。ちなみに一般的なMRI(磁気共鳴診断装置)が作動する空間の磁気がそれだという。2015年オメガは検定合格第1号を出した。

スチールとセドナゴールドの組み合わせもフレッシュ
「シーマスター アクアテラ マスター クロノメーター」。スイス連邦計量・認定局(METAS)によるマスター クロノメーター認定を受けたモデル。クルーザーのデッキをモチーフにした横ストライプのダイヤルが新しい。●SS×18Kセドナゴールド。ケース径38mm。自動巻き。ラバー・ストラップ。150m防水。78万円。8月発売予定〈オメガお客様センター〉