独身時代の“浪費”スタイルをなかなか変えられない

まずは家計状況を見て、改善策を探ります。

ぱっと見たところ、家計はいわゆるメタボ家計で、各費目の支出がとても多い状態でした。夫婦ともに20、30代の独身時代に比較的自由にお金を使ってきたので、アラフォーでお子さんが誕生してもその消費生活のスタイルを急には変えることができなかったようです。

食費(7万6000円)は購入しても食べずに腐らせてしまうなど、ムダが目立ちました。かなりな量の食材を捨てていたと振り返ります。水道光熱費(月2万8000円)については「これくらいはかかるだろう」と思っていたそうですし、スマートフォン(2人で2万円)や生命保険(3万8000円)は内容を見直すものだとは少しも思ってもいなかったとのこと。

▼習い事3つ「教育費」は月6万6000円也!

お子さんにはGさんがよいと思うような習い事を3つもさせ(幼稚園代を含め6万6000円)、その送り迎えでタクシーを頻繁に使うので交通費(1万7000円)も高め。洋服も、Gさん本人はあまり買っていないつもりでしたが、「本当に本当ですか?」と念押しすると、「実は月に1度くらい衝動買いしてしまって……」とバツ悪そうに告白しました(1万3000円)。また、娘さんは活発な子で、本人が興味を持った「カブトムシ展」「恐竜博」のようなイベントに毎週のように連れて行っているそうです。

ここまで聞いただけでも、かなり出費ですが、まだ序の口でした。