今年も高温多湿の夏がやってくる。毎年“涼しい”と銘打った夏向けのスーツが次々と登場しているが、本当に涼しいのだろうか? さらにエグゼクティブならば、涼しさと同時にどんな場面でも着られる質の高さも両立したい。そんな観点で夏のスーツを選んでみると……。

“涼しい”と“きちんと見える”を両立するスーツ

今年もジリジリと日差しが照りつけ、ジメジメとした湿気の多い季節がやってきた。そんな環境でもスーツ着用が義務のビジネスパーソンは多いだろう。そこで消費者はできるだけ涼しいスーツを探し求める。一方アパレル各社も手を変え品を変え、何とか夏の時期もスーツを売ろうと必死だ。いまの主流はポリエステルなどの合成繊維を使った接触冷感やウォッシャブルなど機能性の高さをうたうスーツ、あるいは芯地などの副資材を省き軽く仕立てたアンコンスーツ。ともかく「涼しくて軽くてラク」であることが夏のスーツの第一条件となっている。

「涼しくて軽くてラク」でありつつ、合繊製でもアンコンでもないスーツもある。その一つが日本生まれのメンズウエアブランド、ダーバンの「MONSOON(モンスーン)」。いまから20年前の1997年に初めて発売されてから、ビジネスパーソンに長く支持されてきた。

ロングセラーの理由は、ずばり涼しくて快適なこと。クリーニング店での水洗い(商業水洗い)もできるから、汗をかく季節にもいつでもすっきり着られること。さらに天然素材ゆえの上質な生地感や仕立ての良さからくる上品な見た目だ。確かに身なりを気にしなくてもいいのなら、芯地がない一枚仕立てのシャツジャケットや、それこそ上着を脱いでシャツ一枚で過ごすなどいくらでも涼しい服装が可能。しかしビジネスでそのような格好が許される場面は限られる。その点MONSOONなら涼しさを享受しながら場面や場所を選ばず着られる。

一見では夏向けの涼しいスーツとはわからない「仕立ての良いきちんとしたスーツ」、それがMONSOONだ。2017年春夏の新作から、左はネイビー地に白の細ストライプという定番の一着。右は20年前のコレクションを復刻した20周年のアニバーサリーモデル。グレンチェックのクラシカルな色柄を今風にアップデートした一着だ。(左)スーツ8万9000円 シャツ1万7000円 ネクタイ1万6000円 ポケットチーフ5500円 (右)スーツ9万3000円 シャツ1万7000円 ネクタイ1万6000円 ポケットチーフ5500円(すべて税抜き)

なぜ涼しく、しかもきちんと見えるのか。その理由は20年前の開発スタート時にさかのぼると見えてくる。