富裕層8割が行う「To Do」作成法

収入を上げるために、まずは行動量を増やしたい。

「スキマ時間に何をするか決めている」と答えた人は、2000万円以上で約半数の49.2%、500万円台で33.0%だった。日々のわずかな勉強時間の差の蓄積が、生涯年収に大きな差を生む。

意外だったのは年収の高い人でも、先々まで勉強のスケジュールを決めている人が少なかったことだ。「スケジュールを決めていない」と答えた人は、2000万円以上で54.3%、500万円台で50%だった。

「ただし、年収の高い人はTo Doリスト作成が習慣になっているはずです。米国のアンケート調査(※)では、毎日To Doリストを作っている人は富裕層が81%、貧困層が9%と差が出ています」

※年収16万ドル以上で資産総額が320万ドル以上の富裕層と、3万5000ドル以下の低所得層の習慣を比べた調査 出典:トーマス・コーリー著『Rich Habits: The Daily Success Habits of Wealthy Individuals (1st Edition)』

では、To Doリストを効果的に活用する秘訣はあるのだろうか。

「毎日やるべきことを10項目思いついたら、全部書き出してください。そして、後でリストを見返したときに、いらないものにはバツを付けて、3つだけでもいいのでその日にやるべきものだけを残す。優先順位をつけて必要なものを実行するのです」