「ZARA」×「ユニクロ」が重宝

さてユニクロをベースに、ほかのブランドを物色するとしましょう。必ず出て来るのがGAPとエディー・バウアーです。どちらもアメリカンカジュアルで、色合いは地味、ユニクロと似てなくもないです。何がいいかって、この3ブランドは、パンツのウエストが、ゆったりしているのです。ウエスト90センチぐらいまでのパンツを、各ブランドで取り揃えています。中性脂肪満載で、お腹が出ているオヤジにとっては、非常に都合がいいです。特にユニクロのパンツは、店舗では91センチぐらいまでですが、オンラインショップでは120センチまで販売しています。これはデブヤ系の方々にも朗報です。

下半身のパンツ部門はいいといして、上半身にもう少し色みを加えたい、そう思うオヤジが頼るブランドが、ZARAとH&Mです。

ZARAは、スペインが誇るナショナルブランドで、オーナーは世界の富豪にランクインしています。ZARAは10年以上前から頻繁に通ってました。場所によってはフォーマルな、ジャケット系を重点的に置いているケースもあるので、個人的にはカジュアル系が多い、渋谷店をよく使います。ちょっと派手な色彩のシャツやカーディガン、ジャンパーなどがお気に入りですね。これがユニクロのパンツに、よく合うんですわ。ただ値段がファストファッションにしては、やや高めが難でしょうか。

さらにZARAより、お値ごろなのがH&Mです。こちらは色がカラフルなのと、値段がユニクロ並みで、重宝しています。けど縫製が甘い場合もあります。まあ値段も安いので、仕方ないです。2シーズンぐらい着れれば、良い選択ではないでしょうか。

そして最後、オヤジが行きたいけど、怖くて行けないブランドがアバクロ(アバクロンビー&フィッチ)です。これは入り口に、イケメン外国人が立っていて、ビビって入れません。キムタク御用達らしいですが、スマップも解散したし、まあいいかと、自分に言い訳して、購入していませんね。

というわけで、ユニクロをベースに、ファストファッションでコーディネイトすると、なかなか充実したオサレ生活ができます。

夏が来る、ステテコが来る

今から夏がやって来ますが、そこで活躍するのが、ユニクロのステテコです。これがカラフルで実にいい。松本清張原作のドラマ「黒革の手帖」(2004年、テレビ版)じゃ、釈由美子扮するホステスの波子が、楢林クリニック院長(小林念侍)と関係を持とうと、猛アタックをします。波子が楢林のズボンをやや強引に降ろそうとする、そのとき、楢林院長のステテコ姿がチラリと見えます。これが哀愁を帯びて、実に味わいのです。やっぱ男はステテコですよ。ちなみにユニクロは、ド派手なデザインが多いので、哀愁より愛欲が増すかも。ますます結構ですね。

加えてハーフパンツ類が、大量に出回るのもこの頃です。サイズが大雑把にS、M、Lでウエストも緩め。デブになって来たオヤジには、願ってもないアイテムです。

どうです、ユニクロに飽きても、兄弟ブランドのGUもあるし、値段はこっちの方がお値ごろだし。気づけば今年の夏も、ユニクロファミリーの世話になっている構図が見えますね。というわけで、今年は是非、勝負ステテコで、失われた青春を取り戻そうじゃありませんか? あくまで妄想ですけどね。

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