「行きたい」……でも、その瞬間に行動しない心理

先日、電車の窓越しに東京大江戸博物館で「没後150年 坂本龍馬」展が開催されるという看板を見ました。「これは行きたいな!」と思って、開催期間を見ると4月29日~とある。私は、妻と共有しているグーグルカレンダーを見て、4月30日の午後に行くとメモし、妻にLINEをしました。一気に予定を組むまでの所要時間は、わずか1分間でした。

もし、このとき「あとで龍馬展のHPをチェックしよう」とただちに予定を組まなかったらどうなったでしょうか? 多忙な毎日の中、かなりの確率でチェックすることを忘れてしまったに違いありません。大事なのは、この「HPをチェックすること」を思い出すという“ひと手間”をなくすことです。

つまり、興味を持った今この瞬間こそ、一番モチベーションが高く、判断したり行動したりするのに最高のタイミングであるはずです。だから、この今という絶好のタイミングを逃してはならないのです。

次のモチベーションカーブをご覧ください。今、龍馬展のことを考えるタイミングを逃すと、一晩寝て忙しい日常に入ると脳は仕事のことだけで容量いっぱいになります。龍馬展のことを覚えておく余白などなく、忘れていきます。