社会人になってから勉強を始めても遅くない

そして「社会人になってから勉強を始めても遅いのでは?」という不安は杞憂(きゆう)だと語る。

「TOEICは部分理解でも答えられる部分がある一方、読みこんでしっかり考える全体理解も必要とされるテスト。特に2016年5月から新形式になって、その傾向が強まりました。全体を関連づけたり、先を予想したりするスキルにくわえて、ビジネスシーンに即した問題も多いので、社会人経験を積んだ30代からのほうがむしろ向いているかもしれません。

転職や昇進を目的に時間をつくって真剣に学習するだけでなく、『海外ドラマを英語で見たい』『あの国を観光したい』とライトな気分で取り組むのもいいでしょう。英語が少しでもできるようになれば、海外の人と交流したり、外国で自由に買い物をしたり、単純に楽しいことが増える。楽しむところから入って興味が湧いたら、英語を学ぶモチベーションもどんどん向上しますから」(Sapiens Sapiens 代表取締役 山内勇樹さん)

【新TOEICテストは、どんなことが変わったの?】

▼リスニングセクション(45分・100問・495点満点)

Part1:写真描写問題

〈従来のテスト〉
1枚の写真について4つの説明文の中から的確に描写している文章を選ぶ。(10問)

〈2016年5月からの新形式〉
設問数が減少(6問)

Part2:応答問題

〈従来のテスト〉
1つの質問・文章について、3つの選択肢から最もふさわしいものを選ぶ。(30問)

〈2016年5月からの新形式〉
設問数が減少(25問)

Part3:会話問題

〈従来のテスト〉
2人の会話を聞いて、4つの選択肢の中から適切なものを選ぶ。(30問)

〈2016年5月からの新形式〉
会話の3人バージョン、図や表を参照しながら聞く問題が新たに登場。(39問)

Part4:説明文問題

〈従来のテスト〉
Part3と形式は同じ。会話ではなくアナウンスやナレーションが流れる。(30問)

〈2016年5月からの新形式〉
Part3同様、図や表が登場。視覚的要素により解きやすいとの声も。(30問)

▼リーディングセクション(45分・100問・495点満点)

Part5:短文穴埋め問題

〈従来のテスト〉
不完全な文章を完成させるため、4つの選択肢の中から適切な語句を選ぶ。(40問)

〈2016年5月からの新形式〉
設問数が減少(30問)

Part6:長文穴埋め問題

〈従来のテスト〉
不完全な文章を完成させるため、4つの選択肢の中から適切な語句を選ぶ。(12問)

〈2016年5月からの新形式〉
空欄が4つある文書が3→4セットに。語句だけから文を挿入する問題も(16問)

Part7:読解問題

〈従来のテスト〉
さまざまな文書を読み、4つの選択肢の中から適切な解答を選ぶ。(48問)

〈2016年5月からの新形式〉
3つの文書を読んで答える問題、本文中に文章を挿入する問題が登場。(54問)
山内勇樹
「Sapiens Sapiens」代表取締役。1980年長崎県生まれ。バスケットボールをするために単身渡米し、UCLAを卒業。帰国後、語学教育・留学サポートを行う同社を設立。