英語教材コスト 女性は男性より月900円少ない

【TOEICハイスコア者の共通点4】
抜け漏れがない完璧主義

IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が運営していることからもうかがえるように、TOEICはビジネスの現場で使用する可能性のある内容に出題範囲が限られている。つまりは学術や芸術分野の言語や高度な専門用語、スラングといわれる俗語は出題されない。TOEICの出題範囲はひとつの言語全体のなかの極めて狭い範囲に過ぎず、単語も文法も努力すればカバーできるのだ。その代わり、いわゆる「重箱の隅をつつく」問題が出題されるので、曖昧な理解では太刀打ちできない。

前掲のソースネクストが行なった調査結果では、女性の方が男性よりも学習にかける費用が少ないことが分かっている(英語教材費は、女性は男性より月あたり約900円低い)。この結果が「限られた問題集を完璧に身に付ける」ことを意味しているのであれば、その戦略は正しい。TOEICは薄く広く学ぶよりも、狭く深く学ぶ者に適したテストなのだ。

【TOEICハイスコア者の共通点5】
音感が鋭い

TOEICは出題範囲が狭く努力でカバーできるテストだが、ひとつだけ努力だけでは克服できないことがある。それが英語のリスニングだ。もちろんリスニング力は慣れによってある程度向上するが、同じ努力をしても素質によって大きく結果に差が開いてしまうのも事実だ。

フランスの耳鼻咽喉科医アルフレッド・トマティス博士によれば、日本語と英語では、使われる周波数帯が異なるという(注4)。日本語の周波数は、125HZ~1500HZであるのに対し、英語は1500HZ以上の周波数の音が多くある。英語で使われる音域が聞き取れないと、リスニングに苦労することとなるのだ。

残念なことに普段使っている言語と異なる領域の音を聞くのは、幼い頃のトレーニングがモノをいうらしい。そして英語の能力と音楽の能力は深くつながっているともいわれている。幼い頃から音楽教育を受けるなどして広い音域の音に親しんでいる人は、英語リスニングにおいても優位性があるだろう。