レッスン7:「空パック」を作る

ストーリーを組むため、中に何も入っていないスライド(空パック)を用意。まずメールに書いたブレッドポイント(箇条書きにした要点)をタイトルにして、それ1つに対してスライドが1つ対応するように設定。その後、チームのメンバーにどのスライドを作ってもらうか指示を出す。慣れた人ならタイトルだけでどんな比較図を作ったり、グラフやデータを収集すればいいかわかるが、そこは個人の経験と能力に合わせて分配する。

レッスン8:「まとめの1枚+目次」を作る

ボリュームある資料を1枚1枚めくって理解するのは大変な作業。そこで論点をまとめた1枚(サマリースライド)を作って、大枠のストーリーを伝える。同時にその論拠を説明するバックアップスライドも用意。プレゼンの際は、サマリーでしっかり説明して、ポイントだけバックアップを使って説明する。くわえて検討するブロックごとに目次の作成を。資料集でないかぎり、トピックを極端に細かくしないよう注意する。

レッスン9:今後の方向性を決める

プロジェクトのゴールは資料を読んでもらうことではなく、読んだ後、関係者に動いてもらうこと。そこで今後の全体の方向性を、プレゼンターの側からネクストステップとして提示する。そしてAというネクストステップを実現させるために必要な活動をA1、A2……と分割させて、アクションプランに細かく落とし込んでいく。作業内容、担当者、スケジュールなどを明記し、先ほど書いたワークプランがより現実的な形に。