【小幡】学校の先生の負担もすごい。しばらく採用を控えていただけに今、半数の教員が20代です。

【山薗】先生が全部を抱え込む状況ですよね? 例えば18歳選挙制の話、LGBTなどデリケートな話まで自分で学んで生徒にフィードバックしなければいけない。

山薗有理さん

【小幡】本当は外部の力を借りたほうがいいのに、学校に企業やNPOなど外部団体が入ることを、教育委員会やシニア議員の多くは極端に嫌うんです。

【山薗】「何かあったときに、どうするんだ」と言うんですよね。

――では、今後どうすべきだと?

【山薗】国政でも低いのに、地方選挙は若者の投票率がさらに低い。よって、我々ももっと啓発活動をしていくべきだと思います。実際、20代、30代の議員と市民を集めてざっくばらんに話す会を実施したのですが、若者に政治についてもっと関心を持ってもらう一つのきっかけになったと思います。

【小野塚】今回の18歳選挙制も若者がその本質を理解しないうちに駆け足でやってしまっている印象です。ですから、「18歳選挙制の講座」などを学校の教育プログラムに少しずつ盛り込み、主権者教育を進めていきたい。

【小幡】子どもへの予算がつけられるよう、税収そのものを上げるためにも、横須賀では企業誘致だけでなく、ベンチャー企業の創業支援をやっていますし、今後も続けていきたい。会社もつぶさないことが大事なので、事業承継セミナーも続けていきたいですね。

▼「シルバーデモクラシーの弊害」に関する要望書

シルバーデモクラシーの問題について下記により要望いたしますので、宜しくご配意賜りますよう、切にお願い申し上げます。

(1)ICT導入や画期的な政策を提案しても、リスクを恐れるシニア議員の反対に遭います。教育によって、若者の政治への関心を高めていくこと、投票の仕組みを高齢者有利に傾かないようにする工夫が必要です。
(2)シルバー世代は若い世代に支えてもらうのだから、若い世代への政策が重要という意識づけを行っていくべき。

以上 第16回 座談会参加者 一同