【ライバルとの差を際立たせたい】

[7]圧倒勝ちなら円グラフで真っ赤に

業界の中で圧倒的な力を誇っていることをグラフで強調したいなら、構成比を表現するのに適した円グラフを使いたい。割合が円に近いほど、「一人勝ち」を直感的に伝える効果もある。さらに色を加工することで、市場における優位性がダイナミックに伝わるはずだ。

(a)売上シェアの表。数字を並べただけでも十分な差があることはわかるが、グラフを使えばさらに効果的に強調できる。

(b)まずグラフにしたい表の数値を選択。その後、「挿入」タブから「2-D円」を選ぶと、円グラフが表示される。

【完成】自社を赤色、他社をグレーで表現して(スキル3参照)、メリハリをつけよう。シェアが3/4以上を占めていることが明らかに。

[8]差が微妙なら、棒グラフで強調を

項目が多く、圧倒的なシェアを誇ってない場合に円グラフを使うのは危険。なぜなら円の中の構成比が小さく映り、「たいしたことない」という印象が逆に残ってしまうため。差が微妙であれば、棒グラフを採用し、さらに見せ方を工夫していこう。

(a)アピールしたいのは、構成比において40代がトップである事実。しかしほかとの差が小さく、1位ということがよくわからない。

(b)ここで選ぶべきは円グラフではなく、棒グラフだ。元の表の数値を選択し、「挿入」タブから「2-D縦棒」を選ぶ。

(c)表示された縦棒グラフ。しかしこのデザインではまだ迫力に欠けるため、40代が目立つようにカスタマイズする。

【完成】グラフに数字を追加(スキル1)、赤とグレーの色分け(スキル3)、縦軸の調整(スキル5)などの技を駆使して、表が完成。