【複雑な表をスッキリさせたい】

[8]比較資料は、商品名を横軸に
表の作成で悩むのが、どの項目を縦軸と横軸に入れるか。横に長い表は、どこまでも続いていきそうで締まらない印象だ。縦長で横幅が短いほうがまとまって見える効果があるので、基本は「項目が多いほうを縦軸・少ないほうを横軸」。通常の比較資料は、縦軸に比較項目、横軸に商品を置くといい。

プレゼン資料はA4(縦1:横1.4)に代表されるように基本的にやや横長。縦横比は、縦2:横3ぐらいが理想と覚えておこう。

[9]集計データは、項目を縦軸に
項目が縦・横にちらばっている表は一見してわかりにくいうえ、入力し忘れるリスクも高い。そこで印刷したりパワーポイントに貼り付けたりする必要がない集計データは、項目を縦1列に並べて、入力・集計しやすさを優先。SUM関数を使えば数値の合計も縦にまとめて計算できる。

項目を縦1列に並べれば、比較したい対象(この表の場合、別店舗の集計結果)を隣の列に置くことができ、違いがわかりやすくなる。

[10]財務表は、年月を横軸に
財務諸表は、縦軸に売り上げなどの項目を、横軸に年月を記載することが一般的。左表を見て、違和感を抱く人はいないはず。世間に受け入れられているフォーマットは、捻りをくわえることなく、オーソドックスに使用するのがベストである。

横に時系列で並んでいるため、数字の増減がイメージしやすい。このまま折れ線グラフに変換してもわかりやすく伝わる。