自信喪失し1泊2日の「プチ失踪」

現港南支社営業所長の福井健さん(掲載当時 港第二支社 エグゼクティブ・ライフプランナー)は、1ヶ月の新人研修でロールプレイなどの猛特訓を重ね、万全を期してライフプランナー人生をスタートした。ところが、いざお客さまを前にして話し始めると、1分で頭が真っ白になってしまいました。

福井健さん

言葉が出てこなくなり、同行した営業所長が慌てて言葉をつなぐ、その繰り返しです。営業開始から2週目にして早くも自信喪失した福井さんは、こんな行動に出てしまいました──。

「その日、アポイント先の最寄り駅に着いた瞬間に『もう仕事を続けられない』と焦りがピークに達しました。そして、電話で『急用が入って行けなくなりました』とドタキャンしてしまったんです。おまけに、その週のアポイントを全部キャンセルして、電車で上野駅まで行き、真夏の上野公園をブラブラしていました。

やがて日が暮れて、そのまま公園で寝ようとしたのですが、蚊がすごくて寝られない。仕方なく、目に留まったビジネスホテルで夜を明かすことにしました。携帯の電源は切っていましたから、営業所長や同僚、妻ですら私に連絡を取れない状況です」

翌日は西郷隆盛像の前で、1日ボーッとしていたそうです。夜になって気分が落ち着き、奥さまに電話をしたところ「今から行くからそこで待ってて!」と、当時1歳の娘を抱えて上野公園までタクシーで迎えにきてくれました。

1泊2日の「プチ失踪事件」です。しかし、福井さんはそこから立ち直っていきます。