目上の人の心を動かしたいなら、相手の性格を鋭く見抜き、戦略的に対応するのが早道。『超一流の雑談力』の著者・安田正さんが、5タイプ別の上司の見分け方と、雑談の効果的な使い方を伝授します。

タイプ4:ネアカなムードメーカー -笑顔を忘れず、明るい見通しを示す

▼細かい話は横において、まずはトークを楽しもう

イラスト=白根ゆたんぽ

社交的で、冗談やユーモアを交えながら話すこのタイプは、営業職に多く見られます。ざっくばらんな話し方をするので、不作法な印象を抱くこともありますが、ムードメーカーとしては不可欠。オノマトペ(擬音語)を好み、「ガーッといきましょう」「さくっと終わらせません?」など、勢いとフィーリングで周囲を自分のペースに巻き込んでいきます。ですからビジネスの話題でも、相手に合わせてノリよく、笑顔で、明るく話しましょう。「すごいですねぇ!」と大きめにリアクションを取ったり、多少のウソを入れてでも話を「盛る」と喜び、斬新なアイデアを出してくれたりします。

常に注目を浴びたがっているので、「昨日は○○さんの話題で持ちきりでしたよ」と間接的にほめると大喜びするでしょう。

見た目は年齢より若々しく、清潔感があってオシャレ。明るく目立つ色の服やアクセサリーを好み、また、センスがあることを認めてもらいたがっています。それを見逃さず、「いつも素敵ですね」「よくお似合いです」とさりげなくほめるのも忘れずに。

ただし、論理的な話は大の苦手で、なかなか本題に入らないのが難点。また、細かい話や深刻な話を避ける傾向にあります。「何パーセントの確率でそうなりますか?」と細かいことを確認したり、「立場上、それは慎むべきですよ」と“あるべき論”を持ち出すと、押し黙ってしまう可能性も。相手のテンションを下げないよう、明るく楽しいムードを保ちながら本題へ誘導していきましょう。

▼6つ以上あてはまったらこのタイプ!
□ 明るく目立つ色の服を着ることが多い
□ 派手なものが好き
□ リラックスした姿勢で話す
□ 時折、不作法な印象を与える
□ 口数が多く、ざっくばらんな話し方
□ よく笑う
□ 冗談をよく言う
□ 雑談が多く、なかなか本題に入らない
□ 言い訳が長い
□ 細かい話、深刻な話を避ける

安田 正
株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。早稲田大学理工学術院非常勤講師。ロジカルコミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応コーチング、交渉などの領域で講師、コンサルタントとして活躍中。30万部超のベストセラー『超一流の雑談力』(文響社)など、著書も多数。