ユーザーの立場でローンを仲介するサービスがない

MFS代表の中山田明氏は東大経済学部卒。1999年、ベアスターンズ証券で日本初の住宅ローン証券化を担当、2000年からは新生銀行で総額5000億円超の住宅ローンの証券化を主導、その後、2011年、SBIモゲージ(現アルヒ)に入社し、2012年からCFOを歴任、2014年10月からMFSの代表を務めるなど、一貫して住宅ローンビジネスに関わってきた。

その体験から中山田氏は住宅ローンの借り替えについて「ユーザーの立場でローンを仲介するサービスがない。住宅ローンの分析に特化したファイナンスの専門家であり、かつ、自ら住宅ローンを直接提供しない我々だからこそ、真にユーザーの立場に立ったアドバイスができる」という。

今後は、住宅ローン借り換えサービスの提供で集積された個人のクレジットに関する膨大なデータを基に、保険、資産運用などの分野への進出も計画している。

同社の外部株主にはグロービス・キャピタル・パートナーズ、電通国際情報サービス、マネックスベンチャーズ、電通デジタル・ホールディングスがいる。

【関連記事】
Moneytree「モバイルファースト」で実現した新サービスとは
なぜAmazon、楽天の金融ビジネスは急成長するのか
男40代、人気FPが伝授! 「超低金利で住宅ローン激減」投資ワザ
スマホでコンビニ決済! NECと三井住友が「振り込み用紙不要」に
安全で便利な生体認証FinTech「手ぶら決済」の実力