お悩み6▼
男性部下をやる気にさせるのが難しいです(30代・医療系・独身)

【陣内】自分が管理職で、男性が部下という場合だね。部下のやる気を出させるには……。うーん、ミニスカートをはいてみる(笑)。

【柳葉】意外に有効かもしれない。男心としてそれはアリですよね。

【陣内】俺は、現場にやる気のないスタッフがいると、怒っちゃうから良くないんだけどね。それだけでなく褒める。アメとムチじゃないけれど。

【柳葉】同じ職場にいるんだから、部下に対して「一緒にこの目標に向かっているんだ」とか、なにかひと言示すといいかもしれないね。

【陣内】映画でも活性化する現場というのは、みんながアイデアを持ち寄って、目標に向かっていく。今回の映画のように自分で監督をするときは「幸せな現場にしなきゃダメだ」と思っている。

【柳葉】それにしても、このお悩み相談の答えは、自分が50代になったから言えることが9割以上でしたね。

【陣内】そりゃそうだよ。俺なんか、デビューした若い頃から誤解されて、誤解が誤解を生んで37年だから。

【柳葉】ちょっと偉そうにお答えしながら、「そうあるべきだ」と自分に言い聞かせている部分もあります。

【陣内】そもそも仕事があって健康に働けるって、それだけで幸せなこと。お互いそのありがたさを忘れずに生きていこうぜ!

映画『幸福のアリバイ~Picture~』
11/18(金)より全国ロードショー

原案・監督/陣内孝則、脚本/喜安浩平。「葬式」「見合い」など、人生の節目を描くヒューマンコメディー。「誕生」では柳葉演じる父親が、娘の夫と共に娘が出産した病院へ。
 
 
[陣内さんコメント]監督として、喜安くんの台本は面白いという自信があったけれど、かなりの長ゼリフなので、柳葉くんが受けてくれるかなぁと思いながらオファー。すると、休みを返上して、セリフを覚えてきてくれたので感激したね。現場でも、ギバちゃんはそこにいるだけで物語の世界が成立するので、助かりました。
[柳葉さんコメント]陣内監督から直電でオファーされるなんて、玄関先で土下座されたぐらいのインパクトでした。現場では陣内監督はやはり演者の気持ちがわかっていて、カット割りなどを僕に合わせてくれ、やりやすかったです。
(C)2016「幸福のアリバイ~Picture~」製作委員会

小田慶子=構成 干川 修=撮影