新築と中古。いずれも“自分にあった物件”を見極めることが大切だ。

さて、料理やお酒もほどよく進んで、女子会はアットホームな雰囲気に。

そんななか取り上げられたのは物件の選び方。「希望条件の優先順位を決めましょう。どのように暮らしたいか、そのイメージをもつことが大切です」と守屋さん。

通勤時間をできるだけ短くしたい、犬の散歩をしたいから近くに公園が欲しい、実家がある地元で暮らしたい、など具体的に思い描くこと。

さらに新築マンションか、それとも中古マンションにするか。これも悩みの種になりがちだが「それぞれにメリットとデメリットがあります。設備や構造は新築マンションが優位なものの、住みたい街が決まっているなら、物件数が多いのは中古マンションというふうに(※下表を参照)。どちらを選ぶにしても“自分にあった物件”を見極める目を持つことが重要です」

たとえば新築マンションを選ぶとき。高級家具やオプションで素敵に飾られたモデルルームでも、冷静な目をもち、部屋に何も置いていない“素”の状態をイメージすること。また中古物件なら耐震基準に大きな差があるため築年数をチェック。また日当たりや広さなどの住戸内はもちろん、共用部分の管理状況も重要なチェックポイントであるという。

「管理の質は、マンションの質に直結。資産価値にも大きく影響しますから」

【新築マンションのチェックポイント】
(1)新築は建設中で実際に見られないこともあるため、模型で建物の全体像を確認すること。もちろん、建設現地やその周辺環境を実際に見て確認することもお忘れなく!
(2)モデルルームは家具やオプションで飾られています。何もない状態をイメージしてみて。  
(3)図面では分からない空間の広がりをチェック。部屋の隅の柱の有無や浴槽サイズ、バルコニーも。

【中古マンションのチェックポイント】
(1)築年数をしっかり確認。築年数によって耐震基準に大きな差が!
(2)日当たり、広さ、収納の大きさなど、部屋の四隅にカビがないかなど、住戸内も確認。
(3)共用部分の掃除が行き届いているかなどの管理状態をチェック。マンションの質は管理の質で決まる! 

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(C)池辺葵/小学館 やわらかスピリッツ連載中

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