カードを提示すると多様な場所で貯められるポイントを「共通ポイント」と呼ぶ。コンビニなどで利用している人も多いだろう。2003年に「Tポイント」がサービスを開始したのが最初で、現在は「Ponta」「楽天スーパーポイント」「dポイント」の4種類がある。

これらの共通ポイントは、いずれも、年々加盟店を増やしている。最も店舗数が多いのはTポイントで、16年7月末時点では56万店ほど。最も少ないのは、昨年誕生したばかりのdポイントだが、増加のペースは速い。今年8月に高島屋でも貯められるようになるなど、大手の提携先も続々開拓。もともと、ドコモの携帯料金の支払いで貯まるというメリットもあり、今後ますます使い勝手が良くなる見通しだ。

しかしこうなると、結局どのポイントを貯めればいいのかというのが悩みどころ。

結論から言うと、ベストは「4種類すべての共通ポイントを貯めること」だろう。

どのポイントもカードの発行手数料が原則無料で、基本的に年会費もかからない。ポイント同士で加盟店の被りもほとんどなく、全国あらゆる場所で貯まる。現状、どこでどのポイントが貯まるかがわかりにくいので、取りこぼしをなくすためにも、すべて持っておくのが手っ取り早いというわけだ。

ポイントカードは加盟店で発行してもらえるが、基本のカードのほかに、オプションがついたカードもあるのでチェックしておこう。