スマホのホーム画面は、英語アプリで埋めるべし

渡邉氏もスマホでの英語勉強を成功させる秘訣を次のように語る。

「スマホのホーム画面には多くのアプリのアイコンが並んでいます。私はゲームやSNSなど時間泥棒となりがちな“遊び系”は2~3ページ目へ移動し、スクロールしないと見ることができないようにしています。で、トップ画面は英語系で埋め尽くす。そうすればスキマ時間に寄り道せずにすんなり勉強を始められます。

マイルールを決めることも重要です。会社まで10駅あるなら、3駅はツイッターに時間を充ててもいいけれど、残り7駅は英語勉強をする、というように。また、勉強の始めは、自分にとってハードルの低い気軽にできるアプリを選ぶと、その後に集中しやすいと思います」

【その他、勉強効率UPのアプリ】

◆語学プレーヤー
語学学習の音声再生アプリ。再生速度を0.5~3倍まで調整可。ゆっくり再生、繰り返し再生、巻き戻し機能など。

◆chatty
チャット形式で英会話の練習ができるアプリ。いきなりレベルの高い勉強や英会話はハードルが高いという人向け。

◆ミュージックプレイヤー All-in-1
倍速再生や、ゆっくり再生などができるアプリ。アプリの操作性がよく、最初から戸惑うことなく使用できる。

◆Podcast
英文リスニング上級者向け。日常で使える単語やフレーズのほか、アメリカ文化やエチケットなどのエピソード満載。

英語学習コンシェルジュ 渡邉淳
1984年生まれ。東京外国語大学ポルトガル語学科卒業。出版社勤務などを経て、2013年独立。複数の大学や専門学校などでTOEIC対策の講義を担当。留学なしでTOEIC満点を取得。先日、英検1級も取得。
 
English Hacker編集長 佐々木真
1987年生まれ。国際基督教大学で言語教育学を専攻。4年前に英語学習者のための情報ポータルサイト「English Hacker」を立ち上げる。科学的見地から英語学習に本当に効果のある良質なツールや学習法を紹介。
(PIXTA=写真)
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