【「公平」に関連する活動】

(5)十分にコミュニケーションをとる

ビジネスで最も妨げになるルールの1つは、「知る必要がある」かどうかをベースに情報を伝えることだ。それは通常、組織内の情報の流れを厳しく、不必要に、しかも有害なかたちで制限することになる。

十分なコミュニケーションの欠如に対する社員の不満は、われわれが社員意識調査で得た最も否定的な結果の1つである。仕事をするために社員が何を必要としているかや、彼らが何をもって自分は敬意を払われ、仲間とみなされていると感じるかを見ると、マネジャーが情報の流れに規制をかけないことがいかに重要かがわかる。

社員にとって関心のある情報は、少数の完全極秘事項を除いて、すべて伝えよう。そして、あなた自身が部下と十分コミュニケーションをとれているかについて、頻繁にフィードバックをもらおう。

(6)低いパフォーマンスに敢然と立ち向かう

働きたくないと思っている5%の社員を特定し、彼らに断固として対処しよう。ほとんどの人間は働きたいと思っているし、自分の仕事に誇りを持っている(達成欲求)。しかし、仕事が大嫌いな社員がいるのもたしかであり、そうした社員は仕事をサボるためなら何だってするだろう。彼らにはやる気がなく、彼らを管理するには解雇を含む懲罰的アプローチが唯一の方法だ。自分たちの足を引っ張る障害が排除されるのを目の当たりにすることは、チームの他のメンバーの士気とパフォーマンスを高める働きをするだろう。

 

【「友愛」に関連する活動】

(7)チームワークを促進する

問題解決などの分野におけるグループの活動の質は、単独で働いている個人のそれより通常は優れていることが、調査で繰り返し明らかになっている。

マネジャーはできるかぎり、社員をチームとして活動させるべきだ。品質管理、スケジューリング、多くの製造手法といった事柄についてチームが権限を持つ自己管理型のチームをつくるわけだ。そのようなチームは管理の手間が少なくてすみ、一般に管理職の層やコストの健全な削減につながる。

(8)部下の話をよく聞き、彼らを参加させる

社員は仕事のやり方や改善の仕方に関する情報の豊かな泉である。この原理はあらゆるタイプの社員――最も決まりきった仕事をしている時間給労働者からランクの高い専門職まで――で何度も実証されている。参加方式をとっているマネジャーは、効率と仕事の質の点で途方もなく大きな見返りを得ている。

参加方式をとるマネジャーは、社員のアイデアに対する関心を頻繁に表明する。また、いったん職務範囲を定めたら、社員の知識や経験に応じて、独自に活動したり変更を加えたりする自由を与える。実際の話、モチベーションを高める単独の手法としては、有能な社員に自分の思うとおりに仕事をする自由を与えることほど効果的なものはないだろう。

(翻訳=ディプロマット)