いざという時のための「準備資金」を投資に

【鳥海】最近は、30代、40代からコツコツと資産運用を始める方も増えています。そうした若い世代の方たちにとっても“いざという時はローンを活用する”という選択肢を持っておくことの価値は大きいと思います。それがあれば、何かあったときのための「準備資金」、一般的には定期預金などですが、これを長期の運用資金に回すことができるからです。

【小宮】今の時代、定期預金などでお金を殖やすのはとても難しい。そのお金を若いうちから投資に回せれば、資産運用の幅はずいぶん広がりますね。

【鳥海】もちろんリスクはありますが、投資において時間を味方に付けることは鉄則の一つ。若い方たちこそ、長期運用のメリットに目を向けていただきたいと思います。

【小宮】個人の金融資産の中で現預金の占める割合は、5割を超えているといわれています。株式や投資信託などへの長期投資は、社会の成長という観点からも重要ですよね。私自身も含めて、日本人は少し預金への依存が強すぎるかもしれない。

【鳥海】私たちは「本業を通じた社会貢献」といっていますが、株式や投資信託、債券などへの投資を通じて、企業や社会の成長に参画していただく。しかも日本だけでなく世界の成長にも貢献していく。投資にはそんな視点もあると考えています。

【小宮】未来志向の大事な考え方ですね。自分のためだけでなく、世界に役立つお金としての投資。お金を活かすという発想ですね。

【鳥海】そうです。それが結果的にリターンとして返ってくれば理想的。投資に、絶対、確実はありませんが、やり方しだいでリターンを得る可能性は高められます。長期運用の観点から、資産だけでなく負債を含めてコントロールしていく。ローンという選択肢を持つことで、効率的な投資を実現してほしいと思います。

【小宮】今日はいろいろと、新たな発見がありました。信託業務も含めて、野村信託銀行さんは「人生とお金のカウンセラー」みたいな役割が今後増えていくことになるのでしょうね。「信じて託す」という信託ならではの立ち位置を踏まえながら、ユニークな商品・サービスを提供されることを期待しています。

野村信託銀行では、野村證券にお預入れの有価証券を担保にローンをご利用いただけるサービスを提供しています。原則、お手続きはすべてインターネットで完結し、最大1億円までご利用可能です。また、担保設定後も、引き続き配当金や分配金、株主優待をお受取りいただけます。
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