CASE6:シングルマザー

●紗江子さん(38歳)/IT企業勤務/年収600万円/貯金400万円/持ち家(慰謝料代わりに取得。ローンは元夫が支払う)/子ども(6歳・3歳)と同居
離婚したばかり。以前は夫のみ生命保険に加入していたので、新たな保険の必要性を感じている。食べることが好き。子どもと一緒に食卓を囲むのが楽しみ。

●シングルマザーは、収入保障保険でひとまず安心

イラスト=河村ふうこ

「紗江子さんのように、シングルで子育て中の人も多いはず。お子さんには紗江子さんだけが経済的な支えなので、“実家がお金持ち”などの場合を除き、必ず生命保険には入りましょう」

紗江子さんに万一のことがあれば、子どもは年金暮らしの親か、あるいは別れた夫に引き取られる可能性も高い。だが、元の夫が再婚していたら、新しい家族に負担をかけないためにも、持参金がたくさん必要になる。年金で生計を支える実家に預ける場合も同じだ。

「そのために、生命保険の一種で、死後は毎月収入のような形でお金がもらえる収入保障保険に入っておくとベター。掛け捨ての定期保険で、60歳くらいまでに満期を迎える設定にしておけば、保険料はそれほど高くなりません。加えて、学資保険に入り、さらに児童手当にも手を付けなければ、ある程度の蓄えを子どもに用意してあげられますよ」

●Nice plan
月額:6373円
◎医療保険(入院保険)
月額保険料:3343円
保障期間:終身
払込期間:60歳
入院日額:5000円
入院時手術:5万円
◎生命保険(収入保障保険)
月額保険料:3030円
保障期間:60歳
払込期間:60歳
保険金月額:15万円(年金支払保証期間5年)
◎学資保険
月額保険料:約2万円(1人につき約1万円ずつ)
※月額には、学資保険分を含んでいません。

●Pick up
「児童手当」

中学校卒業の年度末(中学3年の3月)まで支給される。生まれた直後から最後まで手をつけずに貯めると総額200万円ほどになる。多額の出費が予想される大学進学時までとっておくのがベター。

●Check!
「アクサダイレクトの収入保障2」(アクサダイレクト生命)

年金の支払い保証期間は2年と5年から選択可能。加入時点の死亡保障額は約3400万円、5年後は2700万円になる。

※各保険料は全ケースについて現時点の年齢で加入した場合で算出。年齢や年収、家族構成などの設定を基に、一般的な保険を選択した場合の目安です。

イラスト=河村ふうこ