“奇跡の時間”を夫婦で共有し続けよう

結婚後もいい関係を維持する鍵は、出会いから結婚前までの時間の積み重ね方にあります。そもそも、見知らぬ男女が出会い、結婚するということは、「奇跡」という以外にありません。

その奇跡には3つの要素があります。1つ目が、ドキドキ感という魔法。2つ目が、相手をとにかく素晴らしい人として評価すること。3つ目が、2人の未来は絶対に幸せになる、と何の根拠もなく信じられること。

結婚後、うまくやっていけるカップルは、この結婚前の奇跡の時間について、普段から話したりして、風化させない努力をしている。この思い出を語り合うことは、幸せな時間を持続させるためのガソリンの役割を果たします。

イラスト=深川 優

逆に考えると、いかに結婚前にこの奇跡の時間を素晴らしいものにできるかが重要になってきます。生涯大切にできるような思い出を一緒につくることができれば、その相手は未来の夫としてふさわしいといえるでしょう。

ただし、奇跡の時間をつくる努力、風化させない努力は、2人同時にやらないと意味がない。そういう意味でも、結婚に対するお互いの考え方が同じでないと、難しいですね。結局は、同じスタンスで結婚前の準備ができる相手かどうかが、大切になってきます。

恋愛と結婚が違うということは、当然、恋愛相手と結婚すべき相手は違うということです。奇跡の時間を共有し、風化させない努力のできる相手が結婚するのにふさわしいのだとしたら、反対に結婚に向かないのはどんなタイプでしょうか?