脳内ザッピング、名付けて、フォトミックス!
●POOL CEO 小西利行さん

小西利行さん

心に留まった風景、新聞・雑誌の気になる記事、PC画面に流れるニュースまで。アンテナにひっかかったあらゆるものを日頃から撮りだめています。何の脈絡もないそれらを眺め、ひとつひとつ別の情報を組み合わせ、ザッピングしては掛け算していく。名付けてフォトミックス。

ジェームス・W・ヤングが、著書『アイデアのつくり方』で「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」と説いているのですが、企画が行き詰まったときなどに5~10分フォトミックスをすることで、格段にアイデアが浮かびやすくなります。お勧めです。

朝活は、単なるブームではなく、自然の成り行きだと思う
●ヘア&メイクアップアーティスト 藤原美智子さん

藤原美智子さん

「朝目覚めると、まず5~10分ぐらいベッドの上で瞑想(めいそう)を。その後、鉄瓶でお湯を沸かします。沸騰したらふたを開けて5~7分ぐらい弱火にかける。この間、簡単なピラティスのストレッチをしながら。鉄瓶で沸かしたさゆは、味がまろやかになって美味しいんです。そしてゆっくりとさゆをいただきながらインスタグラムの更新をしたり、原稿の執筆や、英語の勉強をしたり。その後、お風呂に入って顔筋マッサージや、リップロールなど」(と言って、ぷるるるる~と見本を示す藤原さん)

「英語の発音練習、おもに復習をお風呂ですることもありますね」

実はお風呂の反響効果は語学練習に最適、とのこと。これはまねしたい。

「ボイストレーニングを受けてから習慣になったのは、お風呂でぷるるるる~と唇をふるわす『リップロール』。これをするようになってから、口の回りの筋肉が柔らかくなって唇がふっくらとしてきました」

お風呂の後は本格的なヨガやストレッチを入念に。

「体をほぐすことで、気持ちもいい具合に緩みます。その後で仕事にでかける。体を気持ちよく目覚めさせ、無心の状態で朝をスタートさせることを続けています。朝活という言葉が定着しましたが、これは自然の成り行き、必然だと思います。朝の気持ちいい時間帯の中で自分のためになることをする。そのことがもたらす充実した幸福感を多くの方が気づいたからだと思います。早寝早起きが成長ホルモンを分泌させ、美容にいいことも実証済み。しかもお金がかからないですしね(笑)」

「ヨガでもピラティスでもなんでもいいんです。これを、というポーズにとらわれないで、ご自身の体と心にフィットするストレッチ方法で」と藤原さん。
藤原美智子
ラ・ドンナ主宰。ヘア&メイクアップアーティストの第一人者として雑誌・広告・TV等で幅広く活躍。女性誌連載、著書多数。近著に『美の宿るところ』(幻冬舎)、『大人の女は、こうして輝く。』(KKベストセラーズ)など。インスタグラム@michiko.lifeが話題。

撮影=的野弘路、横山歳貴、神戸健太郎 イラスト=オオノ・マユミ