その沈黙の原因は自分にあるのか?

【本田健さんの回答】

雑談をするのが苦手な人はたくさんいます。あなただけではないので、まず安心してください。話しかけた向こうの人も同じように、苦手と思っている可能性があります。 “雑談力”をテーマにした本がベストセラーになるのは、それだけ雑談ができなくて困っている人が多いということでしょう。

同僚などの近しい人からパーティーでたまたま会う人まで、いろいろな人とコミュニケーションを取らなければいけない機会は意外とあるものです。どういうシチュエーションで会うかにもよりますが、差し障りのないことを話すという点は同じでしょう。天気、洋服、インテリアなど、場所に応じていくつかの話題をパターンとして用意していると、それだけで結構、間が持つものです。

相手が話すのが好きな場合、いくつか話題を振るだけで、あとは自動的に話してくれるはずです。その場合は、上手に相づちを打つだけでいいのです。

問題は、相手があまり話すのが上手ではない場合です。天気の話を振っても、相手の洋服を褒めても、大した反応が無い場合、沈黙が続くことがあります。ですので、この沈黙に耐える能力が必要になります。これを自分の問題として捉えてしまうか、たまたまそうなったということで、気まずさを感じないかで、だいぶ気分も違ってくるでしょう。

今度、シーンとなったとき、自分のせいではない沈黙を楽しむ余裕があるかどうかを感じてみてください。何事もそうですが、練習でだいぶ上手くなります。

男性回答者プロフィール:本田健(ほんだ・けん)
作家。神戸生まれ。経営コンサルタント、投資家を経て、29歳で育児セミリタイヤ生活に入る。4年の育児生活中に作家になるビジョンを得て、執筆活動をスタートする。「お金と幸せ」をテーマにした1000人規模の講演会、セミナーを全国で開催。インターネットラジオ「本田健の人生相談~Dear Ken~」は2200万ダウンロードを記録。
代表作『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房刊)など、これまでに著書は100冊以上、累計発行部数は680万部を突破。
【本田 健 公式サイト】http://www.aiueoffice.com/

文=本田健、河崎環 イラスト=伊野孝行