営業【中級編】
-営業は恋愛と同じ! と思えばうまくいく

【左から】『「彼の気持ち」をつかむ37のルール』野浪まこと(王様文庫)/『小悪魔な女になる方法』蝶々(大和出版)/『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』和田裕美(ダイヤモンド社)

『「彼の気持ち」をつかむ37のルール』野浪まこと(王様文庫)
恋愛も営業も相手の立場に立って考えることが大事。グイグイ押すばかりでは相手はうんざりする。そんなときはあえて連絡しない期間を設けるなど、「引いてみる」。自分を客観視することで、さらにいい関係が築ける。

『小悪魔な女になる方法』蝶々(大和出版)
銀座のホステスによる恋愛指南書だが、営業に応用できる考え方が満載。「モテる女とつるむとモテる」という法則を営業にあてはめてみれば、それは売れる営業と一緒にいるということ。考え方や行動に受ける影響は大。

『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』和田裕美(ダイヤモンド社)
著者の実体験を通じて、営業の仕事の面白さが伝わってくる本。「営業はしんどい仕事じゃなくて、楽しい仕事なんだ」と思わせてくれる。営業の仕事に疲れてきたころに読むと、再びフレッシュなパワーをもらえるはず。

営業【上級編】
-当たり前のことができているか、再確認

【左から】『人を動かす』D・カーネギー(創元社)/『あなたは仕事が楽しいA子さん? 不満だらけのB子さん?』伊東 明(三笠書房)/『結果を出して定時に帰る時間術』小室淑恵(sasaeru文庫)

『人を動かす』D・カーネギー(創元社)
有名なロングセラーだが、内容は「いつも笑顔でいよう」「人の話はじっくり聞こう」「他人を理解しよう」などごく当たり前のことばかり。しかしたまに読み返すと、その当たり前のことができていない自分に気づく。

『あなたは仕事が楽しいA子さん? 不満だらけのB子さん?』伊東 明(三笠書房)
会社や上司に不満があっても、楽しく働けるかどうかは自分次第。「たとえうまくいっていないときでも、上司には『順調です』と報告する」など、上司との関係をよくする習慣やストレス解消の技を紹介する。

『結果を出して定時に帰る時間術』小室淑恵(sasaeru文庫)
まじめで責任感の強い女性は、すべての仕事に均等にエネルギーを注ぎがち。しかし役職がついて忙しくなってくると、うまく「仕事を捨てる」ことも必要に。やらなくていい仕事、やるべき仕事を整理して効率アップ。

高野美菜子
ナチュラルリンク代表取締役。女性活躍推進コンサルタント。著書に『もう悩まない! 売上が確実にアップする女性営業の教科書』(明日香出版社)などがある。

構成=長山清子 撮影=水野真澄