子どもの世話で朝からバタバタ……ゆとりをもって家を出たい、という相談者の金指さん。家族全員で朝時間を有効に使うにはどうしたらいいのか? 『朝活手帳』著者の池田千恵さんが、解決策をアドバイスします。

【写真左】先生:池田千恵氏【写真右】相談者:金指佐江子さん/営業。1歳、3歳、6歳の男児と夫の5人家族。

3人の子どもの世話で朝からバタバタ……もう少しゆとりを持って家を出たい

【金指】もともと早起きが苦手で、特にいまは三男の授乳で睡眠が分断されがち。朝から子どもに「早く、早く」の連発で、もっと時間に余裕を持って行動したいです。

【池田】いまはしょうがないので、少しずつ。前日に“予実管理シート”に翌日の予定を書くと、軽いプレッシャーがかかるので、それを利用しては?

【金指】書くのは好き。やってみます。

【池田】30分早く起きたら1ポイント、とポイント制にするのもおすすめです。子どもの行動の習慣化にも有効ですよ。

【金指】子どもが自分でやると私も楽。

【池田】お子さんが次に何をするか自覚できるといいですね。寝る前に同じ音楽を流すほたるの光作戦もおすすめ。ほかに早起きしたい理由は?

【金指】自分の時間がほしいですね。

【池田】授乳で目がさえた時間を、自分の時間にあててはどうでしょう。とにかく金指さんは、いまがいちばん忙しい時期なので、1週間に2回早起きできたらOKなど、自分なりに早起きの定義を決めておくといいでしょうね。

 Before:金指家のある朝時間 

6:45 夫起床&夫が朝食作り
7:00 妻起床(夫が起こす)/化粧/保育園の最終準備/子どもたちの着る洋服をセット
7:20 子ども起床
7:40 朝食&子ども着がえ
8:15 夫が子どもたちを連れて保育園へ/妻は家に残り、食器洗い&自分の着がえ
8:35 出勤

【写真左】3時間おきの授乳で目が覚めてもうつらうつら。たまにテレビをつけてぼんやり。【写真右】朝食は子どもをせかして何とか食べ終わらせるため、食器を洗えないまま家を出ることも。

 池田先生の診断:バタバタ病 

【症状】
・子どもの頃から早起きが大の苦手
・三男の授乳中で慢性的な睡眠不足
・やることが多くて自分の時間が持てない
【診断】
早起きしても家事などが大変で、自分の時間が持てていないため早起きへのモチベーションが上がらないのかも。朝、自分を満たすことをすると、早起きが楽しくなるのでは?