先生の教えをもとにいよいよ実践!

【9月2日】さっそく始めたけれど、わざわざ歩くのは面倒……

20分早く起きて、歩いて10分のコンビニへ。戻ってからの出勤が面倒に感じる。資格試験の勉強サイトに申し込む。これまでスマホをいじっていただけの通勤時間を読書タイムに。いい感じ♪ 意識的に早めに帰宅。
二度寝体質が直らない。茂木先生の「浅い眠りで起こしてくれる目覚ましアプリを利用しては」とのアドバイスを思い出し、ダウンロード。

目覚ましアプリは「Sleep Better」。浅い眠りのときに、心地よい音で起きられます。

【9月5日】目覚ましアプリでスッキリ。歩くのは出勤のついでに

先生に教わった目覚ましアプリを使ってみると、寝足りない感じがなくなる。すっきりと目覚めて、勉強サイトで10分ほど勉強。コンビニに行くのをやめて、早めに家を出て1駅分歩く。電車の中でもスマホと連動させたサイトで問題を解く。思いがけず集中できた。

勉強サイトは1問10分で解けるので、朝は1問でもできたらOKということに。

【9月10日】運動の成果が徐々にあらわれてきた!

毎日40分歩いているうちに、脚力がついたようで階段の上り下りも楽に感じる。体重もゆるゆると落ちているのがうれしい。でも雨が降るとモチベーションがダウン。「どうすれば長続きするか」茂木先生にアドバイスを請う。

通勤のついでに歩いたら意外と続いています。朝歩くと空気がおいしくて気持ちいい。

【9月13日】長続きさせるためにご褒美アプリを活用

「ご褒美を用意するといい」とのお返事。歩いた時間や勉強時間をポイントに換算して、ポイントをためていくご褒美アプリを使い始める。たまっていくのが楽しくてモチベーションアップ。たまったら、おいしいものを食べよう! 帰宅時間もずっと早めをキープ。

パンプスはバッグに入れてスニーカーで。特に荷物が苦になると感じたことはないかな。

【9月20日】三日坊主から立て直すコツ

ペースはできてきたが続くかどうか心配。でも茂木先生から聞いた「三日坊主のあと、3日休んでも7日目からまた立て直せば立て直さないより絶対にいい」という、“ベストエフォート方式”で、これからも続けたい!

勉強サイトをスマホと連動させて通勤時間も活用。電子書籍で読書もするように。

 After:戸田さんの1日のスケジュールを見直したら…… 

●資格の勉強を開始!
6:40 起床(起床時間を20分早めて)
7:10 出勤(1駅分(40分)歩いて電車に乗る)
8:30 会社到着、仕事スタート
20:00~21:00 帰宅
23:00 就寝(帰宅&就寝時間を1時間早めて)

 茂木先生から一言 

戸田さん、すばらしいスタートですね。うれしいです。小さな成功体験が脳の大きな成長につながります。寒くなっても「ベストエフォート」で、コツコツ少しずつを忘れずに!

茂木健一郎
脳科学者。“クオリア”をキーワードに脳と心の関係を研究しながら、文芸評論、美術評論にも取り組む。『脳を最高に活かせる人の朝時間』など著書多数。

構成=池田純子 撮影=山田 薫