マーケットへの勘を自主的に磨く

スイスに本拠を置く世界最大級の金融グループ、UBS。その一角であるUBS証券で働く松原亜希子さんは、主に富裕層に向けた金融商品の選定や商品開発、販売促進を行う部門の長を務める。

UBS証券・松原亜希子さん

顧客に勧めているのは、コア(中核)となる安定資産と、高いリターンを目指すサテライト(非中核)の資産に分ける「コア・サテライト」投資。

「コアの資産は中長期的に保有し、サテライトは短期的な市場テーマ、例えばECB(欧州中央銀行)の量的緩和などを鑑みつつ、機動的に投資機会を捉えていきます」

そのために、マーケットへの勘を自主的に磨くことも怠らない。

「マーケットは同じようなイベントを繰り返すので、自分の経験とともに相場観を培うことが必要です。また、マーケットには『市場心理』が介在します。経済を動かすのは、やはり人。市場参加者がどのように反応するかを考えることも大切ですね」

本で理論を学ぶだけではダメ。買い物や趣味、旅行などの経験で感じたことがマーケットを読むうえでも役立つ。

「私は“思い立ったが吉日”で、何でもすぐに始める行動派です。長続きしてもしなくても、直観力の形成につながりますし、経験することで見えてくるものが必ずあります」


●松原さんの財布
財布は非公開。クレジットカードは大型店では使用するが、店に負担がかかる個人の店では現金を使う。

●好きな朝食
フルーツ・ヨーグルト

●ラッキーアイテム
O次郎の携帯ストラップ

●好きな人
小林研一郎(指揮者)

●金融以外の仕事につくなら
レストラン経営

●松原さんにとって、お金とは?
必要不可欠なものの一つ


▼連載「金融ウーマンが教える『一番新しいお金の教科書』」過去の記事はこちら→http://woman.president.jp/category/pw00018

松原亜希子
UBS証券 ウェルス・マネジメント本部 インベストメント プロダクト&サービス部長。大学卒業後、野村證券、Gen Re証券などを経て、2002年、UBS証券へ入社。11年より現職。