共働き夫婦の場合、それぞれに収入があるだけに「お財布は別」という家庭もあれば「妻が全部握って、夫はお小遣い制です!」などさまざまです。「お金の話、どんな風にしていますか?」と共働き夫婦に聞きました。

夫だけが外で働く専業主婦家庭に比べて、夫も妻も気ままにお金を使っている印象がある共働き夫婦。共働きなら、収入は2人分。それぞれの収入があるだけに「お財布は別!」という夫婦も珍しくはありません。

とはいえ、財布を一緒にするにしても別にするにしても、避けられないのが夫婦間での「お金の話」。いったいいつ、どのようなタイミングで話しているのでしょうか。子アリ子ナシ、それぞれの共働き夫婦に話をきいてみました。

話すきっかけその1:妻から話を切り出す

互いが積極的にお金の話を切り出すタイプではない場合、どちらから言い出すかというのは、大きな問題です。夫が話さない場合だと、どうしても妻が口火を切ることになります。

「私から話題を振らないと話さないため、お金の会話はあまりしないです。金曜や土曜の夜に、晩酌しながら話を振ります。ただ、話題を振っても夫の考えが漠然としているので話し合いにならず、最近は諦めています」(30代女性自営業/夫は会社員/子どもアリ)

「結婚当初はひんぱんに話をしていたけど、最近はたまにしかしません。それも、夜ごはんを食べる前に妻である私の方から話を持ちかけています。貯金をしたいけど、どのくらいなら貯めていけるか、どうやるかといったことが話題の中心です」(30代女性会社員/夫は自営業/子どもナシ)

話すきっかけその2:どちらからも話をする

両方がお金に関してある程度関心があれば、どちらともなく会話が始まります。人によっては、話しかけるタイミングを見計らっているようです。

「私から話しかけるのは休みの日が多いです。夫が気持ちに余裕があるときを見計らっているので……。夫はあまりタイミングなどは考えず、自分のしたいときに話し始めているようです」(20代女性会社員/夫は会社員/子どもナシ)

「子どもが寝たあと2人で飲むときか、車の運転中で子どもが寝ているときなどですね。子どもが起きているときは、どちらも話さないようにしています」(40代女性/夫は会社員/子どもアリ)

夫婦として生活する以上、永遠に避け続けることはできないお金の話。夜や休日など、二人きりになれるタイミングで話し合われることが多いようです。では、それぞれのお金の管理方法や貯金はどのように行っているのでしょうか。