本に人生を支えられたこと、本に行動を促されたこと、本にはっとさせられたこと、本の中に自分のなりたい姿を見つけたこと……。人生で一番の読書体験、語ります。

ビジネス書より歴史ものや小説

P&Gに新卒で入社して以来、営業一筋20年以上。いまでこそ営業で活躍する女性は珍しくないですが、入社当初は現場で女性は私だけというシーンばかりでした。その中で、ハウツーもののビジネス書を読むこともありましたが、P&Gは人材育成に力を入れているため、会社の研修やOJTで学べるものが多く、最近はほとんど読まなくなりました。

森藤智子さん「10人中9人が反対しても正しいことはやり遂げる。私もそんなリーダーでありたいと思います。」

部下や周囲との人間関係の築き方、中長期的な戦略を考える際などに影響を受けていると感じるのは歴史ものや小説です。そこに描かれている人間像や心の葛藤などから学べることが多く、特に『竜馬がゆく』と出光興産の創業者である出光佐三をモデルとした『海賊とよばれた男』は大好きな本ですね。

2冊に共通しているのは、主人公が周囲の目にとらわれず、いい意味で自分を確立し、物事の本質を見極められる人物であること。もう一つは、実際に自分の考えを行動に起こす人物であることです。異性としてほれるというより、生き方として憧れますね。

竜馬はずば抜けた行動力、人間的魅力で無理だと思われていた薩長同盟の締結を成し遂げました。一方で、出光佐三は終戦後の混沌の中、常識では考えられない手法で会社を再建し、日本の復興に力を注いだ方です。