フィリピン留学3つのメリット

さて、フィリピン留学にはどんなメリットがあるだろうか。私の考えでは、働きウーマンにとってのメリットは、次の3つに大きく集約できる。

【メリット1】低コスト

食事は1日3回ブッフェスタイルで提供される。フィリピン特産のマンゴーがまるごと1個提供されるのもうれしい。学校内では基本的に飲酒は禁止されている。

まず、物価の違いからくるコストの安さが挙げられる。学校にもよるが、1週間のプランで留学し、月曜日から金曜日まで1日8時間程度の授業を受け、プライバシーを確保できる1人部屋に滞在した場合でも10万円はかからない。この費用の内訳には、1日3食の食事(お酒なし)と寮での宿泊費が含まれる。ちなみに留学期間は、韓国系の学校では1週間程から、日系の学校では最短で1日だけの留学希望者も受け入れていた。

【メリット2】プライベートスタイルの授業

「QQ イングリッシュ」の講師・イシャーニ先生。

授業はプライベートスタイルが中心で、講師とマンツーマンで行われる。そのため授業内容は応用が利き、学びたい内容を自分に合ったレベルで受けられるので、ストレスが少ない。実際に同じ日に入学した生徒でも、ある人はI am ,You areといった中学校レベルのbe動詞を学び、ある人はCNNを題材に世界情勢について討論を、私は仕事につながりのある女の子のトレンドや、世界のフード事情についてリサーチしていた。また、日本人は他の日本人の前で英語を話すのに照れる人もいるが、マンツーマンなら他人の目が気にならず、どんどん発言できる。

【メリット3】近距離ゆえのフレキシブルな時間設計

授業で疲れたアタマはリゾートの風でリフレッシュ。校内のWiFi環境も整いつつある。

フィリピンは日本との時差が1時間しかなく、飛行時間は4時間ちょっとと近い。入学にあたっては、日曜日に寮へ到着、月曜日にレベル分け試験や諸手続きを行い、月曜日の午後または火曜日から授業を受け、金曜日の夜に卒業して土曜日に帰国するパターンが多い。日本で仕事を持つ生徒の多くが、土曜日に帰国して日曜日を休養にあて、月曜日から出社するそうだ。つまり、移動に負荷がかからないため、有給休暇をフルに英語学習に充てることができる。