Q:糖質制限をする際に、知っておくべきことは何だと思いますか? 

第1位:極端な制限をすることによる弊害(106人)
第2位:糖質の体内での働き(39人)
第3位:いろいろな食品の糖質量(21人)

糖質の適量とは?

糖質は、人間が活動するための主要なエネルギーを生み出しています。エネルギーが不足すると、疲労感が出たり集中力が低下したりする結果に。また糖質の中でもブドウ糖は、脳・神経に必要であり、不足すると意識障害を起こしてしまう可能性もあるのです。

では、どれくらいの量であれば問題ないのでしょうか。

「日本人の食事摂取基準(厚生労働省)」では、1日の摂取カロリーの50~65%を炭水化物でとることが奨励されています。平均的な30代女性の場合、糖質250~325gが1日あたりの標準量ということに。これは、ご飯でいうと茶碗4杯分くらいに当たります。イモ類や砂糖などの調味料にも糖質が含まれていることを考慮すると、茶碗3杯くらいが1日あたりの適量です。

この標準量に対して、女性のダイエットに適した「ゆるい糖質制限」では、1日あたり150~180gを目安にすることが多いようです。まずは主食であるご飯やパンを"控えめ"にして、甘いお菓子や飲み物を減らすことから始めてみてください。

【参考:食品ごとの糖質量(例)】

■ご飯(精白米)1杯(200g) 336kcal 糖質74.2g
■フランスパン1切れ(25g) 70kcal 糖質13.7g
■クロワッサン1個(30g) 134kcal 糖質12.7g

→主食には糖質が多く含まれます。

■サツマイモ1/3本(148g) 245kcal 糖質53.2g
■カボチャ煮付け小鉢1皿(60g) 56kcal 糖質10.3g
→イモ・カボチャも糖質が多い食材です。

■アーモンド片手1握り(20g) 120kcal 糖質1.8g
■カマンベールチーズ1/6切れ(20g) 62kcal 糖質0.2g
→意外と糖質が少ないのです。