気の利いたおつまみと大好きなお酒ですごす夜ほど、楽しいものはない。ワインとチーズ、日本酒と鮭トバ、ハイボールとポテチもいいけれど……、たまには手作り。フードデザイナーのモコメシさんに、遅い夜に罪悪感なく食べられるヘルシーつまみのレシピを教えていただきます。

真鯛の昆布〆と香味野菜のピンチョス

●シャープな塩味! 一口サイズでパーティー料理にももってこい

材料(8個分)
真鯛(刺身用)……100g/昆布(6cm×10cm大)……3枚/米酢……大さじ2/セロリ……4cm/みょうが……2分の1個/芽ネギ……3分の1パック/塩……少々/グリーンペッパー(または粗挽き白胡椒)……少々/オリーブオイル……少々

●作り方
(1)昆布と米酢をビニール袋に入れて昆布を柔らかくする。
(2)鯛は斜め薄切りにする。
(3)1のビニール袋から昆布を取り出し、うすく塩をふる。昆布1枚に鯛4切れをのせ、うすく塩をふる。その上に昆布を1枚重ねて上記を繰り返し、一番上に昆布をのせる。ラップで包み、冷蔵庫で40分ほど置く。
(4)セロリ、みょうがはせん切りにして、冷水に数分さらし、ザルに上げ水気をきる。芽ネギは4cm長さに切る。
(5)3の昆布を取りのぞき、鯛の上に、4をのせて巻き、楊枝で留める。皿に並べ、塩、グリーンペッパー、オリーブオイルをかける。

【POINT】 真鯛のように脂質の低い白身魚がおすすめ。昆布は風味がよいものを選ぶのがポイント。
モコメシ

料理好きの母の影響を受け、独学で料理を学ぶ。インテリアデザイン事務所勤務を経て、2010年、フードデザイナーとして独立。コンセプトは「食べるシチュエーションをデザインする」。著書に『大人もサンドイッチ』(グラフィック社)。
 

撮影=平松唯加子