気の利いたおつまみと大好きなお酒ですごす夜ほど、楽しいものはない。ワインとチーズ、日本酒と鮭トバ、ハイボールとポテチもいいけれど……、たまには手作り。フードデザイナーのモコメシさんに、遅い夜に罪悪感なく食べられるヘルシーつまみのレシピを教えていただきます。

豚ヒレ肉とプルーンの蒸し物

●しっとりとして、エレガント。バーのおつまみみたいな一皿

材料(4人分)
豚ヒレ肉(塊)……240g/ドライプルーン……3個/塩……6g/黒胡椒……少々/白ワイン……大さじ2/バルサミコ酢……大さじ3

●作り方
(1)豚肉は縦に切れ込みを入れて開き、両面に塩、黒胡椒をまぶす。プルーンは半分に切る。
(2)豚肉を横長になるように置いて、プルーンをその上に横一列に並べる。海苔巻きの要領でぎゅっと巻いて、アルミホイルで包み、1時間ほど味を馴染ませる。
(3)鍋に水(分量外)を深さ1.5cm入れて沸かし、白ワインを加え、2をアルミホイルを巻いたまま入れる。蓋をして弱火で15分蒸す。鍋から取り出し、粗熱が取れたらアルミホイルをはずし7mm幅に切る。
(4)バルサミコ酢を小鍋に入れて、スプーンから糸を引くように垂れる濃度まで煮詰める。これを皿に垂らし、3を並べ、黒胡椒をふる。

【POINT】 脂身の少ない豚ヒレ肉を蒸してあるから、後味さっぱり。濃厚なプルーンと相性抜群!
モコメシ

料理好きの母の影響を受け、独学で料理を学ぶ。インテリアデザイン事務所勤務を経て、2010年、フードデザイナーとして独立。コンセプトは「食べるシチュエーションをデザインする」。著書に『大人もサンドイッチ』(グラフィック社)。
 

撮影=平松唯加子