オーダースーツが「ラク」と言われる理由

OGGI HOUSEでは、女性テーラーの堀越さんが店長を務めていることから、女性のオーダースーツも多く手がけています。一度利用すると、その後リピーターになる女性が多いそう。その理由として最も多く挙がるのが「ラクだから」というもの。体にフィットするスーツは、“着疲れ”しないため仕事もはかどります。

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【写真左】2つボタンに水平のポケット口。初めてのスーツオーダーは、オーソドックスなデザインがお勧め。【写真右】シャツを替えることでイメージチェンジ。アクセサリーでアクセントをつけられるのは女性ならではの特権。

また、基本を押さえつつ、生地やデザインでバリエーションを持たせたスーツとシャツをいくつか用意しておけば、着回しが利き、毎日のコーディネートで悩まずに済みます。忙しい女性こそ、オーダースーツはベストの選択と言えるかもしれません。

「“オーダースーツはラク”というのは『緩くてラク』ではなく、『体と気持ちを適切にサポートしてくれてラク』という感覚です。どんな人に会うときも、このスーツを着ていれば、服を気にしてひるむようなことがありません。自分だけの1着をオーダーするのは楽しくて、気分もアガります。美容院で自分に合う髪型にしてもらうように、構えずに1度相談してみるといいと思います」とはT部員の声でした。

【スーツオーダー、6つのポイント】

1.予約がお勧め
迷ったり悩んだりするのも楽しいものです。特に初回は、じっくり時間を掛けるつもりで出かけましょう(ちなみにT部員の場合は、デザイン決定と採寸で2時間かかりました)。

2.実際にスーツを着るときに近い格好で
トップスは薄手のブラウスやカットソーなど。スカートをオーダーする場合は、合わせたい靴を持参するか、履いて行きましょう。特にパンツスーツの場合は、ヒールの高さに合わせて、総丈(ウエストベルト上端から裾までの長さ)を調整します。パンツに合わせる靴を用意していきましょう。

3.遠慮しないで頼る
テーラーさんはプロです。不安なこと、気になっていること、体形の悩みなどはどんどん相談しましょう。スーツに関するマナーや、お手入れについてもアドバイスがもらえます。

4.小さな生地サンプルだけで決めない
生地は面積が広くなると、印象が変わります。実際に使用する生地がある場合は、広げてもらい、肩に当てて顔写りや体形とのバランスなどを確認してから決めましょう。サンプルしかない場合は、スーツに仕立てた際の印象を、お店の人に聞いてみましょう。

5.欲張らない
高級な生地、華やかな裏地、凝ったボタンや刺繍などのオプションを見ると、つい「せっかくだから」と背伸びしたくなりますが、1着目はできるだけオーソドックスに、基準スーツを作ることを意識して。応用編は、2着目以降のお楽しみに。

6.出来上がってからがスタート
完成し、実際に着てみてからがスタートです。気になるところがあれば、遠慮なくテーラーさんに相談して、可能なら直してもらいましょう。

OGGI HOUSE(オッジハウス)東京神田店
住所:〒101-0047 東京都千代田区内神田3-4-7戸羽ビル1F
電話番号:03-3252-0050
定休日:日曜日、祝日
営業時間:11:00~19:00(土曜日は18:00まで)
 

撮影=岡村隆広