そもそも「女性」であるとか「若手」だとか、そういうレッテルに意味はない、個を見るべきだという前提はさておくとして。今後、皆さんの多くは緩やかに認められなくなります。誰も凄いと言ってくれないし、頑張っているだけでは褒めてくれないし……という状態になるのです。

ある日突然、今までと同じように仕事をしていて「あれ、どうしてこんなにも(気持ちの面で)しんどいのかな」と感じるようになったら、あなたのポジションが「なのに」から「だから」に移行してしまったのかもしれません。ただ、それは逆にいうといいことなのです。なぜならそれは、「あなたならできて当たり前」だと思われている、ということなのですから。

サカタカツミ/クリエイティブディレクター
就職や転職、若手社会人のキャリア開発などの各種サービスやウェブサイトのプロデュース、ディレクションを、数多く&幅広く手がけている。直近は、企業の人事が持つ様々なデータと個人のスキルデータを掛け合わせることにより、その組織が持つ特性や、求める人物像を可視化、最適な配置や育成が可能になるサービスを作っている。リクルートワークス研究所『「2025年の働く」予測』プロジェクトメンバー。著書に『就職のオキテ』『会社のオキテ』(以上、翔泳社)。「人が辞めない」という視点における寄稿記事や登壇も多数。